日米株価のかい離は収れんするか
今日の株価は日経平均116円安で引けました。一時大きく下げた時もあったのですが、その後戻しました。二桁台まで戻したのですが、結局100円以上の下げで終わりました。
注目すべきは下げた値段以上に値下がり株式の数の方です。値上がりが530銘柄なのに対して値下がりが1239銘柄です。値上がりの倍以上の株式が下落しているのです。
ところでこのかい離はさらに広がったり、埋まらないまま経過するのかと言うことです。おじさんの考えではこのかい離は収れん(差が縮まる)すると考えています。
取りあえずアメリカ以外は景気後退が叫ばれています。世界経済をけん引した中国も今は経済成長が止まっています。もちろんヨーロッパは景気後退がはっきりしています。
アメリカまで景気後退とまではいかないにしても、景気停滞となれば世界全体が後退ということになるでしょう。そうなれば、日本の株式市況だけが好調といかないでしょう。
無理に日銀や年金が株価を買い支えるとリバウンドで酷い損失を被ることになります。スイスフランショックで分かるように、たとえ政府や中央銀行とはいえ無理なことをすれば最後には破たんし、大きな悪影響を与えるものです。
資本主義社会の原則に乗っ取って市場のことは市場に任せるべきでしょう。