株式相場は小動きでした。
先週末にアメリカの株式市況が60ドルの安値引けだったので、今日は日本の株式市況は安値で始まると思ったのですが、寄り付きは三桁の値上がりでした。
おまけに対ドル相場も1円以上の円安で対ドルで119円台まで行きました。おじさんはドル預金もしているので、このまま120円台に行くのかと思ったらそれほどでもありませんでした。
結局後場も小動きで終わりました。円安だと今までなら、少なくとも100円以上の値上がりになったと思います。2月の相場は企業業績の好調をはやして大幅値上がりという観測もあったのですが、それほどでもありませんでした。
企業業績は好調な企業ばかりが取り上げられますが、予想を下回った企業も結構あるようです。それ以上に相場の格言に言う予想で買って事実で売る相場が展開されているようです。
好業績でも必ずしも買われるわけでもなく、業績が悪くても将来の見通しを買う場合があります。先日も好業績の日立が売られ、業績悪化のソニーが買われる場面もありました。
おじさんの持ち株も好業績の発表があった当初は大幅高だったのですが、今は逆に相当下がっています。株式市場の動きがとても速いです。
好業績が予想されると報じられるとその時だけ買われすぐに別の好業績予想企業へと関心が移ります。特定の業種だけが買われるわけでもありません。
逆に業績低下となると大幅安になります。株式市場が短期利益を狙っているのでしょう。ということは将来が不安定と見ているのだと思います。
じっくり仕込むより、業績予想だけで商いしているようです。まあ株式市場を動かす話題もないのですから、ほとんどすべての株価上下するようなことはなさそうです。
日本の株式市場の場合、日銀や年金のかんぬきがかかっているので、大きく相場が崩れることはなさそうです。今のところ災いは海外から来るということでしょう。
直近ではギリシャ情勢です。ギリシャの政権が財政緊縮を拒み続ければ、EUからの離脱ということになり、それなりのショックもあるでしょう。アメリカの金利引き上げはすでにアメリカの株式市場では織り込み済みだと思います。
長期的には日本の経常収支の黒字幅の減少も気になります。余りな円安政策を進めすぎると、日本中の不動産が中国や東南アジアの国民に買い占められてしまいそうです。
中国崩壊論が盛んですが、中国崩壊論を出版している会社の入っているビルが中国人によって買い占められるという笑い話のようなことが起こるかもしれませんね。