新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

円安株高でした。-その理由は

今日は日経平均327円高で対ドル円も120円台に乗せました。おじさんはドル預金を結構もっているので、今日の円安だけで数万円の利益です。

 一応対ドル円で125円を越えたところで円転換を考えています。と言っても102円でのドル買いなので、たいしたことはありません。ツマクマは85円でドル建て生命保険を設定したので、こちらは結構利益が出ています。ただおじさんの外貨預金ほどの額ではありません。

 わずか数年前には70円だったのですから今日の外為相場を聞くと隔世の感があります。今日の株式相場の値上がりで、おじさんの持ち株も値上がりしました。

 建設会社の株が一番上がりました。次が電力株です。いずれも内需関連です。今回の株高は円安から来ています。

 円安の理由は海外の情勢の影響です。まずヨーロッパの方ですが、ウクライナ情勢を巡って交渉が進展しているようです。もし、実効性のある停戦協定が成立すればロシアへの制裁解除ということになります。

 ヨーロッパ経済にとってロシアへの制裁解除は吉報です。またギリシャ問題についてもEUがギリシャの要求を認めたという報道もあります。今ヨーロッパにとって最大の課題はウクライナ問題とギリシャ問題です。

 この二つに解決の道が見えればヨーロッパ情勢は安定します。アメリカの金利引き上げがいよいよ現実のものになりつつあることもドル高要因です。他の国が金利安へと進んでいるのに、アメリカだけが金利を引き上げるのですから、当然お金はアメリカに向かいます。

 金利引き上げを見越してアメリカ国債金利が上昇しているようです。国債相場が金利上昇を織り込めば金利引き上げが実施されます。

 アメリカは世界一の大国ですから、スイスのようなサプライズの金融政策はできません。いわゆる市場と対話しながら金融政策を実施すると思います。

 アメリカの相場も金融当局の意向を敏感に受け取ってすでに対応をしています。直近のアメリカ国債相場の金利上昇から、金利引き上げが現実のものと受け取って日本の株式相場も外為相場も動いているのです。

 ただいつも書くように相場は予想で買って現実で売るのです。ですからこのまま相場が一気に上がっていくとも思えません。アメリカの株式相場はすでに材料を織り込みつつあるようです。

 まあ長期投資のおじさんにとって円安株高もすぐに商いにつながるものでもありません。まだ去年の高値の日経平均18000円台に乗っていないのですから。

 明日の相場(外為・株式)が注目されます。