大暴れするイエスー宮清め
昨日は次女が来たりして忙しかったので、ブログを書けませんでした。さて、今日は日曜日なので教会です。ということで恒例の教会ネタ(聖書ネタ)です。
今日は有名な宮清めと言われる箇所です。イエスキリストというと、無抵抗ですべてのものを許す穏やかなイメージですが、そうとばかり言えません。
今日の箇所はマルコ福音書11章15節から19節までです。サブタイトルとしては「神殿から商人を追い出す」となっています。
今回の宮清めの記事は全ての福音書に取り上げられています。4つの福音書の記者が取り上げるほど大事な出来事と言っていいでしょう。出来事はまずイエスが弟子たちとエルサレムに入場するところから始まります。そこで、鳩が売られ、両替商がいるのに気付きます。
鳩は宮にささげる犠牲の動物なのです。普通は子羊などをささげるのですが、子羊は高価なので、代わりに鳩を使うのです。両替は当時流通していたローマの貨幣と宮殿に捧げるお賽銭のユダヤ貨幣を両替しているのです。もちろんいずれも商売としてやっているのです。
イエスは「神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人を追い出し始め」ます。売り買いですから、商売人だけでなく、それを買っている人を境内から追い出したのです。
それだけでなく、イエスは「両替人の台や鳩を売る者の、腰掛をひっくり返された。」とあります。ヨハネ福音書ではもう少し具体的に「イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人のお金をまき散らし、その台を倒し」と描いています。
そこでは神殿は「祈りの家と呼ばれるべきである」のに、「それを強盗の巣にしてしました」という言葉を引用しているのです。
その当時の神殿は祈りの場でなく、現在の日本のお宮のように御利益を求めたりする場になっていたのでしょう。現在のお宮でもいろいろな物を売っています。
中国にいた時行った中国の寺院でもご利益のある仏画を高い値段(3000元・・中国の大卒初任給1月分)で売っていました。また大規模な寺院改修をして観光資源としていました。
しばしば、宗教の場所が商売に場になるのです。真に救いを求めるイエスにとって神聖な神殿をお金もうけの場にするのが許せなかったのだと思います。
イエスのある面を示す象徴的な出来事だったと思います。いつも書いているように、このブログで聖なる世界は終わりで、明日からまた世俗の生活になります。
株式相場も日経平均18000円台を目指しています。おじさんの持ち株のうち某建設株がこの数日順調に値上がりしています。もう少し上昇したら売却も考えています。
対ドル相場も120円台に突入すると円への転換も考えなければなりません。なかなか判断の難しい週になりそうです。