新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

日経平均年初来高値越えについて

今日の株式市況は日経平均212円高でした。とうとう年初来高値の18000円台を超えてきました。このまま株高になるかは不明です。

 おじさんの持ち株でいえば、年初来高値になったのは、わずかです。まだまだ年初来高値を越えていません。せめて年初来高値を越えてから売ろうと思っています。

 もちろん、今の高値をピークに値下がりする可能性もありますが、今まで待ったのですからもう少し待ってもかまいません。今回の高値の特徴は円安と連動しいていない点です。

 株価だけが先行して値上がりしていません。もちろんアメリカの株価も値上がりしているので、日本だけの問題ではないかもしれません。

 このまま日経平均2万円を目指して値上がりするかどうかは不明です。株価に影響を与えるものが、いくつかあります。国内的には日銀の動向ですが、さらなる追加の金融緩和政策は今のところなさそうです。

 もし、追加の金融緩和政策があるとしてもサプライズはないと思います。以前も書いたように、スイスがサプライズの金融政策を行って大変な影響が出たからです。

 もし日銀がサプライズの金融政策を行って、市場に大きな影響を与えたら、世界中の中央銀行の信任がなくなってしまう可能性があります。

 海外の情勢として注目されることがいくつかあります。一つは原油価格が反発していることです。原油価格が上昇すれば、円安と一緒になって、運輸関連や農業などに大きな影響があります。

 次はギリシャ情勢です。今のところEUの金融当局とギリシャの政権との間の協議がまとまっていません。万が一ギリシャEU脱退となれば、経済情勢に大きな影響を与えるでしょう。

 ヨーロッパ情勢ではウクライナの停戦がどこまで実効性を持つかです。ウクライナでは依然として戦闘が続いているようです。

 アメリカについていえば、どうも極端な円安を認めない傾向がでてきました。その証拠に対ドル120円を以前あっさり超えたのに株高にも関わらず今は120円を超えることがありません。

 もちろん、アメリカの金利引き上げが現実のものになれば、120円をあっさり超えるかもしれません。アメリカもそれがわかっていて、取りあえず金利引き上げまで120円を超えないよう相場をコントロールしているのかもしれえません。

 今120円を超えていたら、金利引き上げで130円に近付くからです。山高ければ谷深しで、もう少し日経平均が値上がりしたら、どこかの時点で調整が入ると思います。

 遅れた節分天井なのかもしれませんね。今度年初来高値を越えて来たら取りあえず利益確定売りを仕掛けるつもりです。(案外皆そうかもしれませんね。)