移民問題について
今日も株高で、2000年以来の高値なのだそうです。おじさんの持ち株のいくつかも年初来高値を超えました。昨日も書いたように、銀行株などの値上がりから見てちょっと危険なサインが出たような気もします。
明日で今週の相場が終わるので、来週はさてどうなることやら。今日は最近話題になっている移民問題について書きます。
以前から日本では移民を受け入れるのは難しいと書きましたが、先日も某女史が日本人と他の外国人との居住地制限について書き問題になっていました。
まるで開国当時の日本そっくりの発想です。開国当時外国人は居留地にのみ住むことができて、混住は禁止されていました。さらに遡ればオランダ人を島に閉じ込めた江戸時代の出島の発想をも連想させます。
戦国時代では外国人も日本人と混住していましたが、江戸時代には全く外国人と交流がありませんでした。そういう意味では外国人との交流に抵抗があるのでしょう。
政府自民党特に安倍さんは経済成長には労働力不足がネックになると考えているようです。人口統計を見れば将来の人手不足はすぐにわかることですから当然でしょう。
特に日本人が嫌う職種には人手が不足しています。そのような職種に外国人を採用したいようです。ただ定住はしてもらいたくないようですが、将来的にアジア各国が人手不足になる可能性があるのですから、日本にだけ海外の労働者が来るとは考えがたいです。
人手はほしいが、日本に住んでもらっては困る。またどうしても住むなら日本人とは別のところに住んでほしいというのはちょっと虫が良すぎます。
外国人移民については、優秀な人材については定住してもらいたいようです。観光客として日本に来るのはよいのですが、定住となると優秀な外国人が来るかどうか疑問です。
そもそも優秀な外国人を経営者なり、上司が使いこなせるかです。移民とは別に国際結婚はマッさんの時代に比べて相当増えています。おじさんの小さな教会でも3組国際結婚カップルがいます。
移民政策を強引に進めても国内の反発が強まるだけだと思います。定住外国人の在日韓国・朝鮮人に対してもヘイトスピーチを投げかけるのです。肌の色が明らかに違う人が大勢入国し、町に住み始めたら日本人の反発は強まるでしょう。
文化摩擦は想像を越えます。日本の場合、文化多元主義(他国の文化を尊重する)でなく同化主義を取ると思いますが、欧米でも二世三世の時代に、同化主義に反発する動きがでるでしょう。ヨーロッパの場合、イスラム教徒でそれが起こりました。
中国でもウイグル族を漢民族化しようとして反発を買いました。経済的な理由から移民政策を進めるのだけは絶対にやめなければなりません。安倍さんを支持する民族派の雑誌もさすがに移民政策だけは支持しないようです。