新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

踊り場か調整か―微妙な相場

今日の株式相場は10円ちょいの値下がりで引けました。昨日のアメリカの株式相場が大幅に上昇したのを受けて一時大幅な値上がりがあったのですが、後場急速に値段を下げて結局安値で引けました。

 昨日証券会社の人から電話があって、売却代金で何か買わないかという話でした。その担当者はまだまだ値上がりするから、今買って置かなければチャンスがないという意見です。

 証券会社としては、売ってよし買ってよしで、手数料さえ入ればよいので、売ったらすぐに買うように勧めているのでしょう。その担当者が本当にこの後2万円台から3万円台まで上昇すると信じているのでしょうか。

 今の株式相場の状況をどう見るかです。まだまだ買えると思っている人も結構いるようです。今日のテレビニュースでも今回の買いはモルガンスタンレーが大幅な先物買いを入れたからだと報じていました。

 確かにブログなどを見ると外国人投資家が買って日本人の個人投資家が売っていると指摘しています。おじさんもその一人で先日も某建設株を売りました。今日は売った時よりすでに10円下がっています。3000株ですから、売った時よりすでに3万円安です。

 鉄鋼株も電機株も下がっています。某鉄鋼株は今日だけで10円以上の下げです。日経平均以上に個別銘柄での下げがでています。今の相場の勢いでは取りあえず日経平均2万円はもちろん19000円も難しそうです。

 対ドル相場も120円の壁が厚そうです。おじさんはドル預金もしているので、何とかドルが125円くらまで来てほしいのですが、難しいようです。

 海外の情勢は落ち着いていますが、火種はくすぶったままです。アメリカの金利引き上げも6月か9月あるいはもっと先か不透明です。

 アメリカの投資家は6月の引き上げはないと見ているようです。それでアメリカの株式相場も大幅高になったようです。今の世界中の株式相場は世界中の低金利政策のおかげです。

 もし、金利引き上げとなれば、株式相場に流入している資金が一気に引き上げられるでしょう。その始まりがアメリカです。次があるとすればイギリスだと思います。

 とりあえず世界中の景気が後退している中金利引き上げの可能性があるのはアメリカだけです。アメリカの金融当局はサプライズを好まないので、順次情報を出して市場と対話するはずです。

 もしアメリカがサプライズの金利引き上げを行ったらスイスフランショック並に市場は大混乱になるでしょう。ブラックマンデイほどではないにしても、リーマンショックくらいはなると思います。

 経済がグローバル化した現代、国内的事情だけでなく、海外の動向で大暴落の可能性もあります。今週いっぱいくらい気迷い相場が続くと思います。

 おじさんは次の上昇への踊り場でなく、今がピークで3月末の配当落ちまで調整が続き、17000円台まで下落した後4月半ば頃から再度20000円を目指して上昇すると思っています。