行方を知らぬ株の道かな
今日も日経平均は値上がりしました。263円高でとうとう19200円台まで来ました。株式相場値上がりの理由については色々あります。
問題はこのまま値上がりが続くかどうかです。株式相場は勢いです。一旦値上がりを始めると簡単には終わりません。
買いが買いを呼ぶ展開になるからです。そして大きな相場の場合必ず大きな買い手がいます。機関投資家であったり、海外の投資家であったりします。
前述したように、今の相場は勢いがあるので、日経平均20000円を目指すかもしれません。ただどんな相場でもかならず調整場面があります。
値上がりの勢いが強ければ強いほど調整の幅が大きくなります。相場の調整は何をきっかけに起こるかは不明です。民に比べて官はお金をもっているので、簡単に相場が崩れることはないでしょう。
債券相場でも日銀が買い続けるために大きな調整はありません。債券の値段は高値に張り付いています。値段が上がったり下がったりしてこそ相場なのです。
株式相場も完全に官製相場になったので、おじさんの常識が通用しなくなりました。官の側(公務員)に身を置いたおじさんですが、株式投資に関しては官製相場に反対です。
スイスフランの例は誠に目からうろこでした。スイスに比べて日本は経済規模も大きいので、簡単にギブアップしないでしょうが、いつか物事には終わりがきます。
株の格言の通り山高ければ谷深しです。深い谷こそおじさんのような個人投資家の出番です。ただ年金があれほど株を買っているのですから、谷になった時、年金の積立金の毀損は恐ろしいほどでしょう。
相場は一寸先は闇です。もっともはなばなしく値上がりしている時が一番怖いのです。