AIIBへのイギリス参加の波紋
今日は意外なニュースを見たのでそれについて書きます。AIIBとはアジアインフラ投資銀行の略称です。この銀行は中国が音頭をとって成立を目指す銀行です。
中国にとってはすでにあるアジア開発銀行や世銀は影響力を使えないのです。それでアジアインフラ銀行の設立を目指しているのです。今のところ主要国の参加表明はありませんでした。ところが今日の新聞報道によれば、イギリスが参加表明をしたようです。
おじさんも以前書いたことがありますが、14年にロンドンでの人民元の取引を拡大したりしています。日本では中国崩壊論が盛んですが、イギリスを含む欧米諸国はそんなことを全く考えていません。
イギリスが中国主導のアジアインフラ投資銀行に参加するとなるとイギリスのライバルであるドイツも参加の動きをするかもしれません。これも以前書きましたが、中国とドイツは戦前から仲が良いのです。
中国のパトカーやタクシーはドイツ車が多いです。日中戦争中の中国兵はドイツ兵と同じ手榴弾を投げ(柄の長い物)ドイツ式のヘルメットをかぶりドイツのモーゼル拳銃やモーゼル小銃をもっています。ナチスは中国に軍事顧問団を派遣していました。
イギリスがアジアインフラ投資銀行に参加するとなると、旧英連邦の国も参加しやすくなります。オーストラリアなども参加するかもしれません。それに今急接近している韓国も参加の可能性があると報じられていました。
中国がどんなに憎くても経済は別です。中国が世界中から嫌われているのは事実ですが、お金を持っている国は皆好きなのです。
いま安倍さんは中国包囲網を考えているようですが、逆包囲される可能性もあります。おじさんも3年中国で生活しましたが、日本の報道を見て首をかしげてしまいます。
まあおじさんが何を行っても仕方のないことです。マスコミ報道だけを信じていると世界の潮流から取り残されてしまいそうです。自分独自の考えを持つ必要があることを痛感しました。
明日は教会です。