あの外交政策はどうなったのでしょう。
今日は久しぶりに政治問題を取り上げます。このところ経済問題を取り上げてきましたが、右肩上がりに上昇してきた株式相場も一段落です。政治問題と言っても外交問題です。
このところアベノミックス効果で株価も上がっているので、安倍政権の評価は高いようです。それに政治と金の問題や破廉恥な議員の問題などで国会は盛り上がっています。
一方外交政策では全く進展がありません。安倍政権になって様々な外交政策が取り上げられました。経済面ではTPPです。3月現在ほとんど進展がありません。アメリカも日本も国内情勢からとても妥協できる状態ではありません。
日本は北朝鮮国内に情報源がないので、北朝鮮内部の状況を全く掴めません。北朝鮮にとって拉致問題を本気で取り組む理由はないのです。以前は北朝鮮経済が行き詰っているので、日本の援助を期待して拉致問題解決に向かうという観測もありました。
今ではすっかりそのような観測はなくなりました。北朝鮮に一番影響力を持つ中国も北朝鮮には手を焼いています。北朝鮮を追い詰めて政権が崩壊すれば一番困るのは中国です。それを北朝鮮は知っているので、日本が何を言っても本気で聞く気はないのです。
最後にロシアとの問題です。ウクライナ問題で欧米は対ロシア制裁を行っています。日本としても欧米の意向を無視するわけには行きません。鳩山元首相がクリミア訪問に政府は強く抗議しました。
安倍政権の内弁慶振りを象徴的に表す出来事だと思います。ドイツのメルケル首相の訪問の際も外国の首脳にも関わらず野党党首と会談をしています。
メルケル首相の中国訪問回数に比べて日本訪問の回数の少なさも欧米諸国の日本への視線がよく表れています。そういえば英国皇太子は日本訪問後中国も訪問しているようです。
まあ国民が安倍政権を支持しているのでおじさんが何を言っても無駄ですが。