新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今日の下げ相場が示すもの。

 今日はさすがに連日の高値が続いたので売りがでました。株式相場というものは、上がれば必ず下がります。いくら買っても売らなけば利益が出ません。所謂利益確定売り(利確)がでるのです。

 上げ相場は必ずどこかで売りが出ると分かっているので、皆びくびくで取引をしています。最後にババは引きたくないのです。人間誰でも損はしたくありません。

 そして今日とうとう調整場面が来たのです。ぱんぱんに膨らんだ風船はどこかで空気を抜くかそれができなければ破裂するかです。今のところ日銀や年金、共済組合に郵貯と買い手には困りません。

 いわばまだ伸びしろがあるのです。しかし、日銀・年金・共済組合・郵貯が束になってかかっても海外の投資家の売りにはかないません。

 もし一斉に海外の投資家が利益確定売りにでたら、日銀・年金・共済組合・郵貯が買いにでるでしょう。しかし、それでも、買った後さらに下落する可能性があるとしたら素直に買いに入れません。そうなれば、買い手がいない状態で売りが売りを呼ぶ可能性もあります。

 円安が一服し今日はすでに対ドルで118円台まで円高が進みました。130円まで行くと言う年初の予想とは全く裏腹なものです。円安が進まなければ企業業績も頭打ちです。

 中東情勢もイエメンが混乱しています。イエメンの場合、政府勢力と反政府勢力とにそれぞれ外国勢力が応援しています。イランを応援する勢力とサウジやUAEなどが応援する勢力です。

 これまでの中東紛争でも同じ構図があります。原油の値段も中東情勢次第です。アメリカの景気動向も以前ほど楽観的なものではありません。緊急時の円買いもあるので、しばらく対ドル120円を越える動きはなさそうです。

 となれば、明日の相場次第では日経平均18000円近辺を目指して、下落する可能性もあります。これまではアメリカの株式相場とは全く別の動きをしてきましたが、さすがにこれからはアメリカの動向を無視できないと思います。

 明日もし日経平均300円以上の戻しがあれば、今日の下げは踊り場で次の日経平均20000円を目指すステップと言うことになります。またさらに日経平均が下がるようだと、売りが売りを呼ぶ展開となりそうです。

 今日のアメリカの株式相場と為替相場が注目されます。