日経平均大幅安

　久しぶりに株式について書いています。今日は値上がりで始まり200円ちょいの安値引けでした。一日の最高値と最安値で400円近い幅がありました。

　このところ株式相場の値動きが激しすぎます。今日の下げから考えて、いくら日銀・年金・共済組合がたばもなって買っても相場は動かないようです。

　あるニュースサイトでは、今の値上がりはミニバブルであり、そろそろ投資家は相場から降りた方がよいと書かれていました。そういえば、以前は株式相場が値上がりするとスポーツ新聞まで株式を取り上げたものです。

　もちろん週刊誌なども買いをあおりました。今回はそのような動きは少ないです。株式相場が日経平均20000円に近づいても、社会全体に株式投資への熱気がありません。

　新規に相場に参加する投資家も少ないようです。今日は先物に売りが出たようです。アメリカの株式相場は200ドル以上の値上がりだったのに、日本の株式相場は200円安です。

　以前からアメリカの株式相場とのかい離が言われてきましたが、まさに今日はそうでした。アメリカの株式相場の方は18000ドルを超えたところから、大きな調整がありました。

　日本の株式相場の場合、日経平均19000円を超えたあたりから大きな調整がありませんでした。それに循環買いも一巡したようです。

　今回の下げでは以前大幅な値上がりをした地方銀行株も値下がりをしています。その前に大幅高をした建設株も値下がりです。船株も同様です。

　建設株の場合、一時値上がりをしたのですが、すぐ下がってきました。今は業界ごとの値上がりはなさそうです。すでに相場の方向性が失われたようです。

　アメリカの経済状況も一時の勢いはありません。日本の消費も伸びないようです。鉱工業生産も低下しているようです。新興国もEUもアメリカも景気後退のようです。

　今のところこれ以上の大幅な株式相場の値上がりをする材料はなさそうです。もう一度日経平均18000円台前半まで値下がりして、夏にかけて値上がりする方が良いと思います。

　日本の個人投資家は今は一度相場が整理されて買うのに適当な値段になるのを待っていると思います。買いのポジションは確保したまま待っていると思います。

　もちろんおじさんもそうです。明日また大幅安になれば、買うチャンスが来そうです。