アメリカ経済後退の波紋
今日の株価はちょい安で引けました。今日の株価は先週のアメリカ市場の下げなどからか安値が予想されていました。一時は相当な値下がりだったのですが、やはり買いが強いようでそれほど下げませんでした。
それでは秋かと言えば、今回の雇用統計を見ても景気後退は明白です。これまでシェルガスやシェルオイル市場が好調でしたが、原油安の影響で不調になりつつあります。
おまけに中国を含む新興国もEUも日本も需要が相当減少しています。ということは相当な中東の動乱があっても原油高になる可能性がないと言えるでしょう。それどころか、イランと欧米との核を巡る協議が成立すれば、イランは原油市場に復帰するでしょう。
今日も一時対ドルで108円台になりました。一時は125円どころか130円台まで行くと言われましたが、120円を超えるのも難しそうです。このまま行けば115円まで円高が進み、年末には110円台まで行くかもしれません。
今は円安の恩恵を被っている輸出産業も逆風が吹くことになります。と言っても少なくとも年内は日銀・年金・共済組合が株を買い続けるでしょう。
今は我慢比べというかチキンレースをやっているようです。どこからの時点で官の買い以上の売りが出れば相場は大きく壊れます。また、官の買いに対する批判も出てくる可能性があります。
国民の中にも官が株式のような不安定なものを大量に購入することに不安をもっている人も多いです。相場がどんどん下がってきたら、株式購入をやめて、国債に戻せと言う動きがでるかもしれません。
今の相場は政権の意向が相当強いです。どんな政権でも永遠に続けるわけではありません。安倍政権が後退して別の政権になった時今まで通りの政策を行うか疑問です。
取りあえずしばらくは株式相場に注目が必要です。ちなみにおじさんの持ち株は総崩れです。