金融株が値上がりする理由
今日は大きく下げました。やはり日経平均2万円を達成したという事実は一つのヤマを越えったという達成感をうむのでしょう。
対ドル相場も120円を超えてから行ったり来たりです。119円台が長かったのですが今日は118円台まできています。アメリカの経済が思ったほどでもないと言うことだと思います。
さて今日は昨日も書いたようになぜ金融株を狙っているのかについて書きます。そういえば今日も金融株が値上がりしていました。金融株は極めて地味な株です。というのは、メーカーのように新製品を作ったらバカ売れしたということもありません。
また商社や海運のように資源でもうけたり、船賃が値上がりして利益が出ると言うこともありません。その昔バブルの頃は大量の貸付で利益を上げたり、株式の持ち合いで含み益が膨大だったりしました。
それに大蔵省(現財務省)の監督もあって倒産などと言うこともありませんでした。ところがバブル以降銀行と言えども倒産する可能性がでてきました。
また大きな融資先も増えるわけでなく、持ち株があってもすべて売れないのでアベノミックス以降の値上がり相場でも放置されてきました。
ただ先述したように大きな利益を期待できるはずもありません。ですから今配当利回りの良さで買われていますが、値上がり益は大したとこはありません。
この地銀は300円ちょいの株価ですから100万円以下のお金で年2万円の配当です。今頃定期預金にしても100万円で数百円の利息のはずです。
地銀の場合怖いのが合併です。今日本中の地銀が合併されたりしたりする可能性があります。大が小を飲み込むような合併ですと、持ち株が大幅に減る可能性があります。
まあ合併されても倒産するわけではないので、よく内容を選んで銀行株を買えば年二回配当金で家族全員の食事の足しにくらいはなりそうです。
月曜日このまま株式相場が調整に入るのか、今日の調整で終わりとなり新規2万円越を目指すのか注目されます。