新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

アベノミックスとおじさん

 昨日から次女と孫が来ています。次女のご主人は単身赴任です。さて、今日は相場もないし、アベノミックスがおじさんに及ぼす影響について書きます。

 アベノミックスは三本の矢に例えられます。第一の矢は異次元の金融緩和です。これはおじさんに大きく影響しました。金融緩和の結果円安株高になりました。

 円安も少し影響がありますが、株高の方が大きな影響がありました。簡単に言えば株高で持ち株の値段が上がって売却益が出ました。

 2年前はアベノミックス効果で一気に値上がりしました。この時は数か月で利益が相当でました。去年も機械株を売却して利益をだしました。今年は建設株を売却して利益を出しました。

 足かけ3年で百万単位の利益を出しました。円安の方はアメリカ債券ファンドの配当が増額しました。ドル建て預金も結構ありますが、こちらはまだ継続してもっています。円安で企業業績が良くなり、配当が今年は増配になる企業が多いです。おじさんの持ち株企業も増配です。

 アメリカの金利が上昇したらこちらの金利も上がりそうです。102円でドルを購入したので、120円越で円転する予定です。

 異次元の金融緩和が終わる時が怖いです。段階的だと思いますが、債券高になり株安になる可能性が高いです。

 第二の矢は全く関係ありません。公共事業も以前ほどではなくなりました。アベノミックスが始まった当初はおじさんの町でも公共事業が増えたのですが、今は見かけなくなりました。

 建設株も一時は大きく上昇したのですが、今はそれほどでもありません。東北大震災の復旧についても、国だけでなく、地方にも負担をさせようという話になりそうです。

 そうなれば、公共事業も減少するでしょう。ところで福島の除染ですが、おじさんの教会の方も除染に行っています。ペイが良いのだそうです。60才過ぎて仕事もないので、出かけているのだそうです。

 第三の矢はどうでしょう。規制緩和もおじさんとそれほど関係はありません。規制緩和も反動があるようです。タクシーの規制緩和についても、揺り戻しが来ています。次は酒屋の規制緩和に対する揺り戻しです。

 薬局についても規制緩和が難しそうです。規制緩和さえすれば景気が回復するというのは幻想です。規制漢和すれば、それによって被害を受ける人もでるのです。

 残業規制緩和も日本のような長時間労働を尊ぶ地域では残業代をゼロにして、喜ぶのは経営者ばかりです。結局アベノミックスは都会の大企業サラリーマンだけが恩恵を被っているだけでしょう。

 地方の中小企業や商店主・農業従事者などには全く関係ありません。年金生活者であるおじさんにとってはアベノミックスは株が上がって利益が出ただけです。年金生活者でも株や外貨をもっていなければ何の影響もありません。

 年金は下がるのに物価や税金だけが上がるのでは生活は厳しくなるばかりです。なぜアベノミックスに株やっ外貨を持たない年金生活者が賛成するのか理解に苦しむところです。