新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

投資は一寸先は闇ーシャープ・東芝の先例

 今日は予想通り日経平均240円ちょいの値上がりでした。いつも書いているように、日経平均と自分の持ち株はべつです。

 昨日書いた目標値に近付いた株は一つは値下がり、一つは思ったほど値上がりしませんでした。今日のトピックは日本有数の電機メーカーのストップ安です。

 シャープは以前から業績悪化が報道されていました。シャープの液晶テレビ亀山モデルはおじさんが中国に居た時も電気店では特別に展示されていました。

 亀山モデルがもてはやされた頃がシャープの全盛時代でした。おじさんの知り合いもシャープが業績悪化で値下がりした時購入したようです。

 シャープの技術力に期待したのでしょう。電機メーカーはかっては日本の花形産業でした。しかし、海外のメーカーの追い上げで次第に力を落としていきます。

 ソニーパナソニック・日立などです。その中でパナソニックや日立は立ち直ったようです。完全ではありませんが。ソニーについてはまだ日立ほどではありません。

 シャープについては先日90%の減資と第三者割当の増資をやると発表しました。90%の減資をすると、持ち株も90%減になって、新規の株が割り当てられると思います。

 確か資本金が減資で1億円になると聞きました。減資によって借入金をちゃらにするのでしょう。しかし、一度減資をすれば、世間の信用を失います。破産するよりはまだ良いのでしょうが、シャープがどのような方向を目指すのか不明のままでは、値上がりは難しいでしょう。

 一方東芝です。こちらは社内で大きな問題があって、決算ができず無配転落ということです。予想ではかなり業績が好調だったのに、社内的な問題で東芝程の企業が無配になったのです。

 まだどのような内容の問題なのか明らかではありません。しかし、決算ができないというくらいですから、相当な問題だと思います。

 しかし、シャープと違って東芝は技術力をもっています。今回の社内事情が解消されれば、また値上がりすると思います。おじさんの知り合いは400円以下で買ったそうなので、今日はまだ含み損を出さずに済んだそうです。

 シャープは68円安東芝は80円安でした。どちらもストップ安ですから、明日また下がる可能性もあります。おじさんもシャープはさすがに買いませんが、東芝は350円以下に下がったら買ってもよいと思います。

 たぶんそう考えている人も多いでしょう。300円台に近付いたら間違いなく大量の買いが入るでしょう。それにしても大塚家具・マクドナルド・ベネッセに続いてシャープ・東芝です。大手化学メーカーの昭和電工も大幅安でした。

 そういえば富士通も悪いようです。好業績の一方で業績悪化の企業があります。今から新規に買う人は別ですが、以前人気のあった頃に買った人はどうしようもないでしょう。

 それでもメーカーは技術をもっているからいいのですが、小売り関係はそんな技術がないので難しいです。投資はやはり難しいと思った一日でした。

 明日のシャープ・東芝の株価が注目されます。