買い意欲は強いけれどー電力株の最高値更新の意味するもの
今日も前場は下げたのに後場大きく値上がりしました。終値は日経平均139円高でしが、一日の最安値と最高値の差は300円近くありました。
今日は値上がりするだろうと書きましたが事実22円高まで来ました。480円台から一気に80円安をつけましたが、その後昨日は年初来安値を付けた後400円台まで戻し、今日はさらに22円積み増しました。
と言っても不祥事前に戻ることはないでしょう。450円近辺までが限度です。シャープの方は資本金1億円と言っていたのに、政府から批判され5億円にかえるようです。こんな姿勢ですから、今日は9円安でした。
さてこのところ意外な株に買いが入っています。それは電力株です。電力株は11日以降年初来高値を更新しています。今日も年初来高値を更新する株が出ています。
実はおじさんの体験でも電力株が値上がりしたことがありました。それはバブルの頃です。今500円台の東電が何と5000円もしたのです。
バブルの頃は土地や株を沢山もっている企業が買われました。東電は東京都内に土地を持っています。また株もたくさんもっていたので、そんな値段がついたのです。
ツマクマは今でも当時買った東電株をもっています。実は電力株が値上がりした後何が起こったのでしょう。そうです、バブルが崩壊し株価が下落しました。
なぜ電力株が値上がりしたら相場が終わるのでしょう。電力株はいつの時代も相場に比べて値段が安いのです。相場全体が値上がりすると買う株がなくなってきます。
値段的に値上がり幅が少ないのです。それに対して電力株は値段が安いので買いやすいのです。それに公共事業ですから倒産の可能性は少ないです。
今回の東電のようなことは人生に一度あるかないかのアクシデントなのです。それに電力株にも有配のものもでてきたし、原発再稼働も先行きが見えてきました。
企業業績が好調なので、原発再稼働で燃料代を節約できれば今1600円台の電力株も2000円を超える可能性があります。
逆に言えば電力株以外高くなりすぎて買えないというのは異常な事態です。相場の終わりに大型株が動くと言います。バブルの時は、電力株の他に鉄鋼株も動きました。
今回の電力株の年初来高値更新が相場の終わりのサインかどうかは分かりません。ただ以前同じようなことがあったので、それを書いてみました。某電力株を持つおじさんとしては、電力株の値上がりは有難いです。