新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

外国株投資の思い出

 今日も日経平均が値上がりしたようです。大阪の先物市場では100円近い下げのようです。来週月曜日の相場は全く見えてきません。

 ところで、今日は昨日に続いて外国株投資に思い出について書きます。外貨投資の方は今でもやっていますが、外国株投資については今はやっていません。

 外国株投資を始めたのはバブルの前です。当時日本はジャパンアズナンバーワンと言われて時代でした。じゃぶじゃぶある資金で海外の不動産などを買っていました。

 当時東証には外国部というのもありました。今はほとんど見ません。日本がバブル崩壊後低迷期に入ったので海外の企業も東証から撤退したようです。

 もちろん東証にが上場された外国株以外にも外国株投資をしました。東証で買ったもので思い出に残っているのはIBMです。当時IBMはやや業績に陰りがでたところで安かったのです。

 それで買いました。思い出にあるのは、株主総会の議事録が送ってきたときのことです。当時まだ南アフリカではアパルトヘイト政策がありました。

 IBM南アフリカに支店をもっていました。人種差別の南アフリカからなぜIBMは支店を引き上げないのかと言う株主からの質問が
 
 掲載されていました。それについてIBMは支店を通して南アフリカの雇用に貢献しているし、IBMとしてもアパルトヘイトに反対していると書かれていました。

 また動物愛護の立場からIBMの研究所での動物実験に関する非難が書かれていました。それについてもIBMは丁寧に返答していました。

 当時の日本ではまだ株主総会が総会屋と言われる人たちに牛耳られていたのです。IBM株主総会報告はとても目新しかったのを覚えています。

 海外から証券会社を通して直接買ったのはBG(ブリティッシュガス)です。このガス会社はもともと国営だったのを民営化して売りにだしたのです。その一部が日本でも売り出されたのです。

 本国イギリスではBGの株を持つとガス代金が割引になるのです。残念なが日本では恩恵にあずかれません。ただ社長から日本人あての業績報告書が送られてきたのも印象的でした。

 思いがけず利益がでたのが、フイリップスです。オランダの電機メーカーです。ご存じのようにオランダ通貨はギルダーですが、EU統合で通貨がユーロ建てになりました。

 おまけに偶然株式分割もあって100株が300株になりました。おかげで結構な利益を出させてもりました。後イギリスの通信社やオランダの投資信託会社を買ったりしました。

 バブル崩壊後日本経済も日本の株式市場も低迷し海外の企業に投資する人も減りました。おじさんも外国株への興味をなくしていきました。

 現在は欧米だけでなく、中国株なども盛んに売買されています。今は日本の株式市場が好調なので中国株などを扱う人は減ったかもしれませんね。

 おじさんも歳なので外国株までは手が回りません。今日は大きく下がっていた某電機株が大きく値上がりしました。と言っても年初来高値からはるか離れています。

 大型株ブームに乗って某鉄鋼株も年初来高値を更新しました。こちらは目標値に近付いたので売却も考えています。