長江観光船事故に思う。ー長江の思い出
今日も中国ネタです。今回の観光船の事故のあった長江はおじさんの住んでいた町にも流れていました。おじさんの町は長江上流なので、向こう岸が見えないほど広い川幅ではありませんでした。
長江は三峡下りと言って有名な観光地が沢山あるのです。三峡下りは今回事故のあったように川船で下っていくのです。重慶から一番先では上海まで下るコースがあります。
長江に話は戻りますが、年によって水位が下がったり、豪雨がふると川があふれるほどになります。おじさんがいた町には長江を渡す橋がかかっていました。
中国の技術力が低かったころ長江を渡す橋など中国にはできないと言われたのですが、おじさんがいたころはいくつも橋が架かっていました。
長江河畔には食事を出す船が沢山停泊していました。今回転覆した船に似ていました。海を航海する船に比べて船底が平べったくそれに比べて上部構造が大きかった印象があります。
長江観光は日本人や欧米人も多く来ています。もちろん欧米人などが乗る船は今回転覆した船とは違ってもっと立派です。
そういえば中国人が乗る船の後部の方で炊事する部分があります。外から炊事している様子が見えるのです。おじさんたちが中国に行ってすぐ三峡下りに行こうと思ったのですが、中国で観光の盛んな国慶節の時なので予約できませんでした。
中国人にとって長江は母なる川なので、今回の事件はショックだったと思います。長江は雨が降らないときでも濁っています。日本なら川で泳いだり魚を釣ったりするのですが、長江ではほとんど見ませんでした。
今回の事故はおじさんが親しんだ長江だったので印象的でした。おじさんの町のマンションは川が見えるところは値段が高いと聞いたことがあります。
長江というのは流域の人にとって母なる川だと思いました。地元の人は長江が干上がると悲しくなるとも言っていました。
少しでも多くの人が救助されるといいと思います。