新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

第二のギリシャショックー株式市場は大きく下がりました。

 木曜日にツマクマが入院したので、ずっと忙しくてブログが書けませんでした。ツマクマの様態が悪いので今後ブログを休止することが起こりそうです。

 さて先日から報道されていたギリシャ国民投票は思っていた以上に反対票が多かったようです。直前までイエスとノーが拮抗すると思われたのですが、予想以上にNOが多かったようです。

 やはりギリシャ国民の緊縮財政への不満が高かったのでしょう。そもそも緊縮財政に反対する政権ができたこと自体それまでの政策への不満が高かったからでしょう。

 おかげで今日の株式市場は一時500円以上の値下がりでした。先週値上がりした分を全て吐き出してしまいました。一方対ドル円では思ったほど円高にはなりませんでした。

 今日先進国で最初に開いた株式市場が日本です。この後世界各国の市場が開きます。日本の株式市場は欧米の株式市場に比べて好調だったのにこの下げ幅ですから、今日の欧米の市場も大きく下がるでしょう。

 問題はギリシャ問題が今後どうなるかです。一時EUギリシャの間で妥協が成立したと報じられたのにこの有様ですから、この問題は一筋縄では行きそうにありません。

 おまけに中国の株式市場の大幅下落などあって、これからの相場は一気に上昇とはいかないようです。ギリシャEUを離脱すれば、最初は大きく株式相場は下がりますが、材料出尽くしということで大幅に戻すでしょう。

 これでアメリカの金利引き上げは難しくなりました。ただでさえ、中国の株式市場の下落、ギリシャ問題と国際金融に大きな影響を与える問題が起こっているのに、ここでアメリカの金利引き上げとなったら、一気に資金がアメリカの戻ってくるでしょう。

 そうなれば、ドル高が更に進んでアメリカ企業には打撃ですし、アメリカ以外の国では資金不足に悩むことになります。アメリカ以外の株式市場から資金が引き上げられるのですから相場は大きく下がるでしょう。

 9月にアメリカの金利引き上げがうわさされていましたが、9月はなくなったと思います。次は情勢を見ながら情勢が落ち着いたら小幅な金利引き上げを12月に実施する可能性は高いです。

 12月でもギリシャいや中国の株式市場の安定がなければ来年の4月以降ということになります。現在の株式相場は海外の影響を強く受けています。明日の相場も全く不透明です。今日の欧米の株式相場の状況次第だと思います。