次々と困難が待ち構える安倍政権
今日のニュースを見ると直近の世論調査でも安倍政権の支持率は低下し、不支持率と並んだようです。先に書いた新国立競技場建設問題では、これまでの流を白紙に戻すそうです。
そうなれば、今度はオリンピックに間に合うのかという問題がでてきます。これまで強気一点張りだった安倍さんもさすがにちょっと弱気になっているようです。
最近日銀の黒田総裁も以前のような強気発言がなくなりました。ギリシャは遠い国の話ですが、中国の株式市場の不安定は日本企業にも影響を与えます。
中国への輸出もあるし、中国国内に工場などをもっているからです。中国人の爆買いによって支えられていたデパートなども影響を受けるでしょう。
アベノミックス効果もだんだん薄れてきました。マスコミもこれまで安倍政権批判をしなかったのですが、最近では安倍政権批判もでてきています。
あるサイトにも書いてありましたが、安倍さんを強く支持する強固な支持基盤の変化はないが、何となく安倍さんでもいいのではないかという層が安倍離れを起こしているようです。
民主党政権よりはまっしとか、中国の動きをけん制するには安倍さんくらい強硬でなければという層も、さすがに海外で戦争する法案には反対姿勢を示しだしたのでしょう。
国内的にがたがたしているのですから、こんな時期に外遊などできるはずもありません。安倍さんの強みは運のよさです。こんな時何か大きな問題が起こるのです。
強気の安倍さんが新国立競技場で初めて節を曲げました。まさかあんな問題がこれほど大きくなるとは思ってもいなかったと思います。
ちょっとしたつまずきが連鎖反応を起こすことがあります。政治は一寸先は闇と言います。案外秋口には新しい総裁が選ばれていたりするかもしれませんね。