新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

株式相場下げ止まりました。

 今日は日経平均一時200円以上の下げだったので、どうなるかと思ったのですが、引け値は21円安でした。一時はプラスをつけたようです。

 今日は午後からリハビリに行っていたので、午前中の展開しか知りませんでした。さすが官製相場だけあって、20000円割れは食い止めたようです。

 個別銘柄で見ると金融の下げが続いています。面白いのはあの悪名名高い東電が800円を超えていました。あと数円で年初来高値更新です。

 海外とくに中国の株式市場が先行き不透明なのでこのところ下げてきたようです。しかし、上海の株式市場も下げ止まったようでそれを好感して買いが入ったようです。

 中国にしても日本にしても今の政治情勢が厳しい中、株式相場を下落させるわけには行かないでしょう。日本の場合安倍政権は株価政権とまで言われているのですから、株価が暴落したら、それこそ支持率が30%を割ってしまうでしょう。

 中国の場合も汚職追放ということで有力者と次々に逮捕しています。これも経済が好調でなければできることではありません。

 株価が暴落して投資家に不満が渦巻いていたら、習政権も強硬姿勢を貫くことはできないでしょう。しかし、ギリシャ問題同様中国問題も一筋縄では行きません。

 ギリシャも中国も政治指導者の強気でもっているようなものです。一時的に何とかなっても抜本的な改革にはなりません。

 世界経済がアメリカを除いてダウンすればインフレなど夢のまた夢です。資源価格がどんどん下落しているのですから、資源輸入国の日本にとっては価格上昇は難しいです。

 原油安のおかげで物価上昇率が抑えられました。これに鉄鉱石や銅の価格が下落したら、物価上昇率はさらに鈍くなるでしょう。

 インフレになっては困るおじさんたち年金生活者にとっては資源安はありがたいです。年金は上がらないのに物価だけが上がったら生活できません。

 上海株式市場の下げ止まりを見て欧米の株価も上昇するでしょう。明日は100円以上の上げになると予想しています。しかし、海外情勢が悪化する中日本の株だけが大幅高ということもなさそうです。

 対ドル相場も123円台にすっかり定着してしまいました。8月はどちらかと言うと下げ相場が多いそうですから、取りあえず秋までは大きな上げはなさそうです。