新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

株式相場意外な展開ー原因は中国の株式市場問題?

 今日の株式相場は日経平均25円安で引けました。寄り付きは100円近い値上がりだったのですが、その後前場では大きく下げていました。

 一時200円以上の安値をつけました。後場に入って買いが入り結局昨日と同じくらいのところで終わりました。おじさんは昨日100円程度の値上がりだろうと予想しました。

 事実寄り付きは100円近い値上がりだったのです。そう考えたのはアメリカの株式相場が100ドル以上値上がりしたし、中国の上海市場の値下がりが一段落したと判断したからです。

 しかし、ふたを開けてみると意外に相場が弱かったです。前場で大きく売ったのは海外の投資家だと思います。大きく下げたのを見て後場国内の個人投資家が値ごろ感から買いに入ったと思います。

 また日経平均2万円割れを恐れる官の買いが入った可能性もあります。さらに証券会社もこれ以上の値下がりで相場が壊れるのを恐れて後場買いに入ったのかもしれません。

 それでも安値引けだったのですから、やはり売り圧力が相当強そうです。今の安値の震源地は中国の株式市場です。中国政府ももともと計画経済のイメージが強いので、株式市場のような世界には不慣れなのだと思います。

 もちろん中国政府が相場を維持しようと思えばできますが、その反動の怖さも知っていると思います。中国政府は日本のバブル崩壊についても相当詳しく調査したと聞いています。

 中国の株式相場も不動産相場もバブルだと中国政府は知っているはずです。しかし、バブルをいかにソフトランデイングさせるかは実に難しいのです。

 ギリシャ問題の場合EU各国が何とか援助することで支えることができます。しかし、中国の場合支えてくれる国がありません。まず国が巨大で人口も多すぎます。

 中国人の国民性から考えてそう簡単に政府の言うことを聞いてくれそうにありません。政府も内部にいろいろな勢力を抱えているので、意見の統一は難しいでしょう。

 中国の株式市場の問題はそう簡単には解決しないと思います。日本の場合、中国経済の影響をもろに受けます。これからしばらく気迷い相場が続きそうです。

 明日から土曜日まで所用で忙しいのでブログはお休みです。