新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

友人のお墓参りに行ってきました。

 今日は友人のお墓参りに行ってきました。この友人は40年前に交通事故で亡くなったのです。高校時代に知り合いました。

 今日お墓に行ったら彼ともう一人名前が刻まれていました。それで思い出したのですが、彼のお父さんが高校時代になくなっていたのです。

 おじさんもその時お葬式に行きました。当時は出棺するとき故人の使っていた茶碗を割るのです。その時の茶わんの割れる乾いた音を今でも思い出します。

 彼とは1年余りあっていない時期がありました。ちょうど彼が浪人しておじさんが大学生だったころです。その後彼も大学生になって再び会うようになりました。

 ツマクマと付き合っていた頃にも一緒によく遊んだものです。一年早くおじさんが関西地区の高校に就職し、かれも関西地区に就職してやってきました。

 結婚式にも出てもらい、子供が生まれた後も親しく付き合っていました。おじさんが地元の高校に転職したその年の5月になくなったのです。(40年前のことです。)

 バイクに乗って踏切で電車が通過するのを待っていた時、誤作動で突然バイクが急発進し電車に衝突したのです。おじさんは地元の高校で教えていました。すると事務の方が来て、友人の名を告げて、ご不幸に合われたそうですと告げてくれました。

 一瞬何の意味か分かりませんでしたが次の瞬間ああ亡くなったのだと分かりました。すぐツマクマに連絡しました。後で聞くとツマクマも腰が抜けてしまったと言っていました。

 その話を聞いた後流石に授業をする気力がなかったので、生徒さんに事情を言って自習にしてもらいました。すぐ彼の葬儀に行きました。

 遺体はそんなに損傷していませんでした。亡くなって一日経過していたのにひげが伸びていたのが印象的でした。後日納棺師の方の書いた本を読むとひげが伸びたのではなく、顔の皮膚が硬直するためひげが伸びたように見えると書いてありました。

 彼が亡くなって3日目に彼の夢を見ました。彼と同じバスに乗っていて彼だけ先に降りるのです。降りたら突然光出して彼の姿が見えなくなりました。

 彼の夢は何度も見ました。ある時はアパートに住んでいるおじさんを訪ねてきたのです。そして二人で話しながら川沿いを歩いている夢も見ました。

 ある時はおじさんが彼に死後の世界はどうだいと質問している夢も見ました。すると彼は有名な誰それが最近こちらの世界に来たとも話していました。

 夢の中で不思議に怖いと思ったことはありません。良く来てくれたという感じです。ちなみにツマクマの夢は見ません。息子はお母さんがお父さんと僕にお金を上げるから外で食事に行きなさいと話している夢を見たと言っていました。

 今でもツマクマのお骨の安置している部屋に一緒に寝ています。怖いと思うことはありません。おじさんを怖がらしたら文句を言ってやろうと思っているからです。

 11月1日が教会の召天者記念礼拝です。この日は教会のみんなで教会墓地に行きます。その時に納骨するのが慣例になっています。ツマクマもそうするつもりです。ですから10月いっぱいまで自宅でツマクマは過ごします。

 教会墓地へ教会全体で行くのは召天者記念礼拝の日とイースターの日です。今日は友人のお墓参りから思いつくことをとりとめもなく書きました。