新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

やられました。-株価大幅下落

 とうとう日経平均が19000円台に突入しました。昨日のアメリカの株式市場が300ドル以上の値下がりだったので、今日は日本も下がると思いました。

 それでも300円くらいの下げだと思ったのですが、何と597円もの値下がりでした。それも安値引けです。大体400円くらい下げたところで個人投資家の買いが入るのですが、今回は全くそれがありません。

 なんだかずるずる下げて行く感じです。下げても始まりからずるずる下げて行く相場は良くありません。今売っているのは海外の投資家だと思います。

 7月からの上昇相場で結構利がでているはずです。ですから今の段階で売っておいて利益を確定したいのでしょう。今回の下げはやはり中国ショックでしょう。

 今世界経済は中国とアメリカの両建てです。アメリカの方は何とか順調ですが、中国経済に陰りが見えてきました。おまけにギリシャが総選挙ということですから、結果次第ではひと波乱です。

 中国経済の場合、生産過剰がベースにあるのでこれからしばらく経済が上向くのは難しいでしょう。日本の保守派の人は中国経済が減速するとざまあみろと言うことでしょうが、ことはそれほど簡単ではありません。

 新興国それも資源国は中国が大量に資源を買ってくれることで景気が支えられていました。中国が買ってくれないとなると大変です。今は世界中どこも景気後退なので資源を買ってくれるところがないのです。

 原油にしても比較的経済好調のアメリカはシェルオイルが出るので輸入の必要はありません。逆に輸出したがっているほどです。日本の内需がそんなにあるわけではありません。

 それにイランの増産が加われば原油価格の上昇は難しいでしょう。景気好調のアメリカでもシェルオイルの会社が原油安で経営不振になっているようです。

 対ドル円円高に振れました。来週以降どうなるか全く先行き不透明です。中国経済が急にたち直るとも思えませんから、当分は株価の重しになりそうです。

 日経平均が年内25000円などと言われましたがこれも夢のまた夢です。対ドルでもいつ120円を割るかもしれません。おじさんも株の買いポジションはありますが、当面は様子見です。

 日経平均18000円台に突入したら買いも考えるつもりです。