新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国経済後退の波紋

 昨日のアメリカの株式市場を注目していたのですが、ダウ平均でマイナス530ドルでした。これを受けて月曜日の日本の株式相場も下落すると思います。

 これまでもリーマンショックのような大きな株式相場の下落がありましたが、今回の中国の景気後退はもっと影響が大きいと思います。

 中国の場合生産地であると同時に消費地でもあります。今世界中で景気後退が起こっています。今景気がそれなりに好調なのはアメリカだけです。

 ヨーロッパの場合中国向けの輸出が多いです。中国滞在中も欧米の車を多く見かけました。多分中国国内で生産されていると思います。

 中国は世界中から資源を輸入しています。その輸入が止まるとなると資源の価格の下落が起こります。原油もすでに40ドル割れをしているようです。

 原油価格の下落は原油輸出国の経済にも影響を与えることになるでしょう。おまけに朝鮮半島でも緊張が高まっています。

 中国・朝鮮半島との出来事は日本に大きな影響を与えると思います。ところで中国の景気後退はいつまで続くのでしょうか。実はおじさんにも分かりません。

 不動産バブルがはじけたとなるとその影響は大きいでしょう。おじさんの住んでいた町でも不動産開発が進んでいました。おじさんの住んでいた官舎からもマンションが沢山見えましたが夜になっても明かりのつかない部屋が多くありました。

 おじさんの同僚の中国人の先生もマンションの部屋をいくつも持ったいました。ただ中国のマンション需要は結構あります。

 古いアパートを壊しています。と言うより古いアパートはすでに住めなくなって壊さなければ危険なものもありました。政府がマンションを購入して貧しい人に与えればよいのですが。

 おじさんの住んでいた市の市政府は日本の公営住宅のようなものを建設して住民に提供していました。公営住宅大人気でした。

 中国の景気がこのまま永遠に後退するとは思いません。中国には昭和35年頃の部分もあります。貧しいということは逆に豊かになりたいと言う意欲でもあります。

 中国には膨大な内需があります。やっと各家庭にテレビが入ったところです。次はクーラーです。まだまだ欲しいものも多いです。

 交通システムにしても膨大な費用をかけて整えねばなりません。公害対策もあります。中国経済は運営上まずいところもたくさんあります。これから少しづつ改善されていくでしょう。

 取りあえず今年いっぱいあるいは来年まで中国の景気後退が続くと思います。景気は循環ですから悪い時もあれば良い時もあります。

 しばらくは、世界的な景気後退が続くでしょう。まさかアメリカの金融当局が金利引き上げをするとは思いませんが、これをやればアメリカの景気までも後退することになるでしょう。

 来週の株式相場が注目されます。明日は日曜日なので教会です。