イエスキリストの復活―マルコ福音書の結び
今日は日曜日なので恒例の聖書ネタです。1年近く続いていたマルコ福音書の講解説教も今日で終わりです。今日はおじさんが司式当番でした。
司式とは礼拝の司会のことです。今日の聖書箇所はマルコ福音書の16章9節以下です。聖書をご覧になると分かると思いますが、そこはカッコつきで始まる箇所です。
牧師先生の話では、この箇所は後世付け加えられた箇所なのでこのような記述の仕方なのだということでした。マルコ福音書は実はその前の8節で終わっていたのだと言うのが聖書学の定説なのだそうです。
それではなぜ付け加えたかというと、マルコ福音書では8節で「婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして誰にも何も言わなかった。おそろしかったからである。」と書かれています。
この終わり方ではまるでホラー小説の一部のようになってしまいます。イエスキリストの復活という出来事はキリストを信じる者には重大な嬉しい知らせ(福音)なのです。
小見出しを参考に書いてみます。まず「マグダラのマリアに現れる」という小見出しがあります。彼女は西洋絵画でもしばしば取り上げられた女性です。マルコ福音書では「以前イエスに七つの悪霊を追い出していただいた婦人である。」とマリアはされています。マタイ・ヨハネ両福音書に同様の記述があるようです。
次は「弟子たちを派遣する」です。これは他のすべての福音書に出てくる話です。イエスの命令で世界中に弟子たちが伝道を始める有名な箇所です。キリスト教が世界に広まる大事なスタート地点なので、これもマルコ福音書に付け加えられたのでしょう。
最後は「結び 二」です。いよいよ最後は「アーメン」という言葉で終わっています。「アーメン」とは私も全く同じですという意味です。お祈りの最後に皆でアーメンと言うのは祈った方と同じですと言う意味なのです。
さて、これでマルコ福音書の講解説教が終わったので次はどこになるのでしょう。9月から新しい説教が始まります。8月30日は牧師の夏期休暇なのでおじさんが代理で説教します。
説教の要略については次週書きます。今週準備をしますが、うまくいくかドキドキしています。ところで明日の株式相場はどうなるのでしょう。気がかりです。