新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

早くも株式市場調整場面

 先日アメリカの株式市場が安値だったので、あるいはと思ったら案の定株式相場は下落です。日経平均で20800円台から3000円近く下げたのですから。一気に19000円台超えに行くと思ったら意外でした。

 先日あれほど大きく下げた場合、谷深ければ山高しで思いっきり上げていくのですが、今回は19000円台が一つの壁になってしまいました。

 今日は一時300円近い下げもあったようです。おじさんの持ち株でいえば電機関連の株価が上昇していました。あとは地銀がわずかですが値上がりです。

 残りは首を並べて下落です。やはりチャイナリスクがくすぶっているのでしょうか。あるいはアメリカの金利引き上げがどうなるか様子見なのでしょうか。

 以前であれば、先が読めたのですが、今回の相場は先が見えません。間違いなく言えるのは年初の予想通りにはならないことです。

 今経済のカギを握っているのがアメリカです。アメリカ経済がこれからどうなるか次第です。もしこのまま10月あるいは12月に金利が引き上げられれば株式市場にとってはショックです。

 お金を借りて株式に投資している人は金利負担が重くなります。企業の借入金の金利も重くなります。国債などの価格が低下します。ドル高になるという説とすでに金利上昇を見越してドルを買っていたので、材料出尽くしでドル安になるという見方もあります。

 ギリシャ問題にしてもチャイナリスクにしても新興国の景気後退通貨安にしても問題は何一つ解決していません。取りあえず小康状態なだけです。

 国際政治でいえばロシア制裁の問題やトルコの総選挙、朝鮮半島情勢など火種は沢山あります。そのうちの一つでも火を噴けば相場に大きな影響を与えるでしょう。

 経済と政治は深く結びついています。相場が今一寸先は闇状態なのは政治的な不安定とも関連しています。明日はまた買戻しが入るかもしれません。

 もし大きく下がるようだと株価の回復は遅い物になるでしょう。今日のアメリカの株式相場が注目されます。