カオス状態の株式市場ー海外の投資家の売りか
今日は朝方から工事の人が来ていました。それで寄り付きだけ見てさすがに今日は値上がりするだろうと思っていました。午後からはリハビリがあったので、帰ってきてネットを見てびっくりです。
今日の高値が18312円で安値が17608円ですから一日で700円もの差が出ているのです。朝方買いに入った投資家は今日だけで含み損を抱えているはずです。
先日テレビでも言っていましたが、海外の投資家が大きく売り越しているようです。それに日本の年金や個人投資家が買い向かっているようです。
日本の株式市場はすでに海外の投資家に乗っ取られてしまっています。このあたりが安値だと思って買いを入れるとすかさず売ってきているようです。「もうはまだなり、まだはもうなり」というのは有名な株式投資の格言です。
今は「もうはまだなり」状態です。もうこれ以上下がらないだろうと思っているとすかさずまだと言うように売りが入るのです。
海外の投資家は日本の年金が必ず買いに入ると知っています。安倍さんがそうしなさいと宣言しているのですから、こんな楽な勝負はありません。昨日少し上がったし、アメリカの株式市場も値上がりしたのでここで勢いを付けようと言うので寄り付き買いが入ったのでしょう。
しかし、それこそ海外の投資家のねらい目だったのです。すぐさま売り浴びせて相場を下落させてしまいました。この数日の相場展開を見ると海外の投資家に年金などの官が翻弄されている状態です。
株価政権とも言われアベノミックス成功の指標として株価を上げています。その株価がこんな状態ではとてもアベノミックスが成功したと言えないでしょう。
ところが、中国経済が減退したら、日本の株価は高値から3000円近くも下落したのです。20900円台で買った人はすでに相当な含み損でしょう。株価上昇が景気に良い影響を与えたとするなら、今それが逆回転しているのです。
今回の値下がりで株を多くもっている人は多額の損失を抱えているでしょう。株式投資は安く買って高く売るのを繰り返します。アベノミックスが始まったころにもっていた株はほとんどの人が上昇過程で売っているでしょう。
今株をもっている人のほとんどが18000円から19000円台で買っているはずです。週刊誌などで30000円まで行くとはやしたのを信じて初めて株を買った人は20000円台で買っているでしょう。
そんな人はすでに買うやいなや損失を被っているはずです。この相場展開が続けば高額商品の売り上げにも響いてくるでしょう。中国人の爆買いがなくなり、株をもっている人の高額商品買いがなくなれば、再びデフレ状態に戻るでしょう。
中国経済の見通しが立たない限り混沌(カオス)とした状態が株式市場を覆うと思います。