新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

初仕事報告

 ひょんなことから昨日書いたように仕事をすることになりました。と言っても週に1回午後だけです。今回はまさかの日本語教師です。

 中国で日本語を教えたことは以前何度も書きましたがまさか日本でも日本語教師をやるとは思いませんでした。なぜ日本語教師をすることになったかは別の機会に書きます。

 今回の学校は専門学校です。と言っても全く初めて日本語を学ぶ学校ではなく、2年間の日本語教育を終えた学生さんが来る専門学校です。

 ですからコンピューターや簿記などの勉強の一部として日本語教育があるのです。科目の名前はプレゼンテーションとなっていますが、何かを発表したりするのでなく作文を書く授業です。

 以前教えたのは中国人の学生さんでしたが、今回の学生さんは少数の中国人の学生さんもいますが、大半はベトナム人とネパール人の学生さんです。

 中国人の学生さんの場合漢字がすぐに分かるので作文などには有利です。現代中国は簡略体ですが、慣れればすぐに日本の漢字も分かります。なぜかおじさんの地方では中国人の学生さんが減少しているそうです。

 ネパールと言うと結構貧しいというイメージがあったのですが、1クラス40人全員ネパール人でした。驚いたことにそのクラスの人は皆英語ができるそうです。

 以前からいる先生によればネパール人は耳が良く日本語をすぐ聞き取れるようになるそうです。そういえば今日あった学生さんもベトナム人の学生さんに比べたらきれいな日本語を話していました。

 ただ全く漢字と縁がないので漢字を書くのが苦手なようです。ベトナム人の学生さんは日本語の発音は余りよくありません。ただ中国人の学生さんほどではありませんが漢字にも慣れやすいです。

 ご存じの方もあると思いますがベトナムは中国の領土に組み込まれた時代もあったのです。それで今ではローマ字表記になりましたが、かっては漢字表記であったのです。

 残念ながら以前おじさんが教えた中国の大学の学生さんに比べると意欲関心に欠けます。どこの学校でも授業中居眠りをする学生さんがいるのですがここでもそうです。

 学生さんの能力差も大きく全く書けない学生さんもいれば、黙ってどんどん書き進めていく学生さんもいます。なぜかこの学校は1コマ90分です。20歳前後の学生さんそれも外国語を聞いている学生さんが90分も緊張が続くはずはありません。

 50分くらいすると飽きてきて雰囲気が悪くなります。今日は初回だったので、クラスの雰囲気やレベルを知るだけでした。はっきり言ってうまくいったとも思えない内容になりました。

 次回は28日になります。相当工夫していかないと授業が成り立たないようです。まあ、お金をもらって授業をするプロなので、報酬が安くても頑張らなければなりません。67才で新採用になったのですから文句は言えません。

 取りあえず3月までは頑張るつもりです。授業回数は後19回です。また面白いことがあったら報告します。