新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

終わってみればなんとやらー今日の株式市場

 今日の株式相場も乱高下と言ってよいでしょう。一時は日経平均で18300円台まで行ったのに後場では17900円台まで下落しています。

 今日も一日で300円近い上下がありました。で結局終値は60円高です。あの値上がりは何だったんだという感じです。本当にこのところ短期売買以外面白味のない相場になってしまいました。

 デイトレの人もどこにも行かずずっと相場展開を見ておかないと大損する相場展開です。あるサイトによればこの乱高下する相場は海外の投資家のせいだとありました。

 確かに短期で売買する海外の投資家にはこんなに乱高下する相場はおもしろいでしょう。短期売買の場合相場が大きく動く方が利益を得やすいのです。

 一方長期投資家はどうにもならない相場展開です。今日の乱高下は日銀が再度の金融緩和をするかもしれないといううわさで値上がりし、それがないと分かった時点で値下がりしたようです。

 まあ昨日のアメリカの株式相場が値下がりしていましたので大きく値上がりすることはないと思っていました。今日も午後からリハビリだったので、家に帰った相場を知りました。

 ところで帰りに本屋に寄ったのですが、本棚の本が入れ替わっているのにびっくりしました。それまでは日本礼賛か反中・反韓の本ばかりだったのですが、それがほとんど見られなくなりました。

 それに代わって日本経済の危機について触れる本が出てきました。安倍政権礼賛本も姿を消しました。驚いたのは中国経済が力を増すと書いた本があったことです。

 それまでは中国経済崩壊論一色だったのです。本屋さんの本棚は政情をよく表しています。中国経済の減退が日本経済にも影響を与えることがわかってきたのです。

 中国経済だけが崩壊して日本経済がそれに関係なく繁栄するなどちょっと考えたらわかることです。実際に上海の株式市場が下落すればそれにつれて日本の株式市場も下落するのです。

 アベノミックスも2年以上経過しましたがどうも所期の成果を上げていないようです。それでリフレ政策を礼賛する本も姿を消しました。日銀も世界経済が減退傾向にあることを認めたようです。

 円安も120円を境に119円台まで来ています。アメリカの金利引き上げでもない限り円安も一段落でしょう。対ドル125円はもちろん130円など夢のまた夢です。

 もしアメリカの金利引き上げが先延ばしということになれば円安が一層進むでしょう。そうなると株安円安というダブルパンチが来そうです。

 アメリカの金融当局の動向が注目されます。