新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ツマクマの事務処理が終わりました。

 今日やっとツマクマの事務処理が終わりました。ツマクマが7月初旬に亡くなって2月ちょっとかかってやっと終わったのです。人が亡くなるとお葬式をします。仏教であれば49日とか初盆とか納骨とかあります。

 人が亡くなるとこのような宗教的な死後の行事のことしか思いつきませんが、今話題になっている相続の問題など事務的に処理しなければならない問題があるのです。

 まず亡くなると役所に手続きをしなければなりません。これが全ての始まりです。死亡届です。これが終わらないと先に進みません。普通は葬儀社の方がしてくれます。

 葬儀社の決定もあります。おじさんの場合葬儀が教会なので葬儀社も教会のことがわかっているところでしかやれません。教会指定の業者がいましたのですぐそちらに連絡してうまく行きました。

 以前した母や義父の時の葬儀にかかったお金と比べると信じられないくらい安かったです。役所の届けと同時に年金関係の事務処理があります。

 国民年金と厚生年金は簡単に済みました。ツマクマの場合公立の保育所にも行っていたので共済年金が少しですがありました。こちらは別に届けをしなければなりません。

 おじさんの年金が多いのでツマクマの年金はもらえません。共済年金をもらうとなると大変な書類がいるのです。もらえないことを知っていたので共済年金の担当者と交渉して簡単な手続きにしてもらいました。

 おじさんも共済だから分かったのです。共済の場合退職者連盟みたいなのがあって、そこから会報なども来ていたので、そちらにも亡くなったことを知らせました。

 次に生命保険関係の手続きです。こちらは受取人がおじさんに指名されているので簡単でした。一番早い保険会社は亡くなって1週間以内に払ってくれました。簡保だけは年金型の生命保険だったので、ちょっと面倒でした。

 ツマクマと家の権利を共有していたので所有権移転登記が必要でした。この時遺産分割協議書を作りました。司法書士に頼んでのですが、知り合いの人の紹介だったので4万円くらいで済みました。

 この遺産分割協議書が銀行や証券会社、郵便局などで必要なのです。遺産分割協議書には遺産分割の内容と関係者の実印・印鑑証明が必要です。

 おじさんの場合子供達が働いているので忌引きの間に印鑑証明や戸籍謄本をとってもらいました。ツマクマは主婦が長かったので遺産と言っても大したことはないので、子供達の相続放棄でお願いしました。

 遺産分割協議書ができるとこれをもって銀行・証券会社(ツマクマは株を持っていたので)・郵便局と回りました。銀行は割合簡単に手続きが済みました。

 預金金額の少ない銀行は、死亡を聞かなかったことにしますから、黙ってお金を下ろしてくださいと言ってくれた銀行もあります。思った以上にどこの銀行も融通が利きました。

 お堅いのが郵便局です。さすが元政府機関だけあってとても大変でした。先に作成した遺産分割協議書が必要でした。証券会社も同様に必要でした。ここは相続センターで一手に取り扱っていました。証券会社の場合取り扱い商品が多岐に渡るので手続きが大変なようです。

 金融関係と並行してツマクマのカードの処理もしました。デパートのカードやカード会社のものです。廃止にして必要な場合はおじさんの名義に作る変えました。

 最後に今日警察に行って免許証を返却しました。そのままにして流すこともできましたが、悪用されたり紛失したりしたら嫌なので返却しました。ただ持参したらいいのかと思ったら死亡診断書をつけてくださいと言われました。

 それでコピーしていた死亡診断書をつけて出しました。あちこちで死亡診断書(生保関係)がいるのでもし複数の生保に入っているなら、コピーを数枚もつといいです。

 おじさんのように毎日が日曜日ならいいのですが、働いて休みが取りにくい人は大変だろうと思いました。亡くなったツマクマの生まれてから亡くなるまでの戸籍を取るのも大変でした。田舎の役場に手紙を書いて取り寄せました。

 あとは11月1日に教会の墓地に納骨したら終わります。次は来年7月にツマクマの1周年記念会をします。これが仏教の1周忌に相当するものです。その次は5周年・10周年の記念会です。