アベノミックスと新アベノミックス
今日は久しぶりの経済ネタです。まあ政治ネタと言ってもいいでしょう。安保法制も成立し総裁にも選ばれたので、今度は安倍さんは経済政策を打ち出しました。
新アベノミックスとでもいうものでしょう。マスコミも含めた世間の反応は今一のようです。前回のアベノミックスは劇的な効果があって円安株高を招きました。
お金を市場にじゃぶじゃぶ出せば景気が良くなると言った主張がアベノミックス政策当初言われました。市中に出回るお金が少ないからデフレになり景気が悪いのだと。
それでアベノミックスでは異次元の金融緩和を2回もしました。いずれもサプライズ効果はありましたが、今は全く効果なしです。
アベノミックスの2本目の矢の公共事業も最近はあまり聞かなくなりました。第三の矢の規制緩和に至ってはそんな政策がありましたかね状態です。タクシーやお酒に関しては規制強化への動きすらあります。
アベノミックス効果が完全に表れない前に今回の新アベノミックスが出てきました。今回のアベノミックスが不評なのは、具体的な政策が全く見えないからです。
おまけに凡そ不可能と思える政策だからです。GDP600兆円などどこから出てきた数字でしょう。少子高齢化で消費が減退することは明らかです。おまけに輸出だのみなら、中国や新興国は深刻な経済減速に陥っています。
介護離職0も夢のまた夢です。おじさんはこのスローガンを最初介護職員離職0と見間違えました。介護離職0の前に介護職員離職0を目指さなければなりません。
施設介護から家庭介護へと言いますが、言うは易く行うは難しです。おじさんもツマクマを7ケ月介護しましたが大変でした。まわりは皆おじさんたちより高齢者です。
地域のつながりも薄いので近隣の助けは期待できませんでした。週2回の食事介護や週1回の掃除介護を受けましたが、おじさんはとても大変でした。
自分の時は家族介護は無理なので施設に入るつもりです。となれば膨大な社会保障費が必要です。お金をどこから捻出するかが難しいです。
アベノミックス最大の効果の円安株高も天井を打ってきました。アベノミックスの評価がまだ定まらないのに新アベノミックスはないでしょう。
人気取り政策かもしれませんが、国民はすでに新アベノミックスの本質を見抜いていると思います。明日は日曜日なので教会です。司式をします。