新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

景気はこのまま回復するのか

 久しぶりの経済ネタです。火曜日から金曜日まで旅行だったので、株価も十分みることができませんでした。それでもおじさんの持ち株でいえば順調に持ち直しています。

 一番日経平均が下落した時より相当戻しています。一部の株は何とか買値を上回るようになってきました。このまま上昇が続くなら少しでも利益を確定したいと思っています。

 ところで、株価が値上がりするためには景気回復が必要です。このところの経済指標は先行き不安定を示しています。今現在はそこそこ景気がもっていますが、この景気がこのまま続くのは難しそうです。

 年初では景気が回復すると見られていました。日経平均でもまさか2万円を割ると言った様相はなかったはずです。中には25000円まで行くと言う予想までありました。

 今年は次々にサプライズがあります。それも国内的な要因というより海外の情勢です。まずギリシャ問題です。これは今のところ安定しています。

 次に中国です。まさにチャイナショックでした。中国経済が悪くなっても日本には関係ないという論評も以前はありましたが、現実には株安という形で影響ありました。

 次のショックはアメリカの金利引き上げです。このところのアメリカの株式相場の好調は金利引き上げが遠のいたという理由です。しかし、何事もそうですが、先延ばしすればするほど後の影響が大きいです。

 アメリカの金融当局も金利引き上げを完全に取りやめたわけではないのです。逆に金利引き上げをやめるほど景気が後退したとなれば大変なことになります。

 そういえば株価に外国為替が反応しなくなりました。対ドルで119円から120円のボックス相場になっています。株価が少々上がっても120円を大きく超えることがなくなりました。

 日本政府もこれ以上の円安は消費に悪影響を与えると思っているようです。それにこれ以上円安が進んでも世界経済が後退している中、円安で輸出が増えるとは思えないからです。

 不確定要素が多すぎるのでこれからの景気動向は不明です。ただアベノミックスもすでに賞味期限切れです。アベノミックスが発表された時は大きな衝撃がありました。これに関する議論も盛り上がったものです。

 今回の新三本の矢は失笑をもって迎えられています。これで日本が良くなると思っている人は誰もいないようです。週刊誌の話題にもなりません。もちろん株価や外貨にも影響なしです。

 景気回復は足踏み状態がしばらく続くでしょう。株価も年末に大きなショックがなければ日経平均20000円そこそこまで回復するかもしれません。来年の景気は全く予測不能です。

 明日は日曜日なので教会です。