宮城県議選の波紋
今日は久しぶりの政治ネタです。安保法制の騒ぎが通り過ぎて政治の世界は静かになったのかと思いました。日本人は何か燃えて居る時は意気盛んですが、それが終わると一気に熱が冷めます。
9人立候補して8人当選したのです。90%の当選率です。もちろん第一党は自民党です。27人ですから、圧倒的な強さです。しかし、34人立候補しての話です。
実はこの動きは日本だけではないのです。イギリス労働党も社会主義的な傾向の強い議員が党首になりました。アメリカ民主党候補でもクリントンさんの対立候補はアメリカでは珍しい社会主義的な考えの持ち主のようです。
社会主義的な政策が見直されているのは、資本主義の弊害が進んでいるからだと思います。埋められないほど階層格差ができつつあります。
一度階層を転落すると這い上がるのが難しそうです。貧困の連鎖が日本でも起こりつつあります。一度非正規社員になると安定的な仕事につくのは難しそうです。
今の格差を何とかしてくれと思って投票しているのでしょう。来年の参議院選挙にこの動きがどう影響するか全く不明です。ただかなりの数の人が今のままでは日本があぶないと思っているのでしょう。
安倍政権は我が世の春を謳歌していますが、危機はいつも思いがけず後ろに迫っているのです。本当は今外遊したりしているときではないのです。
明日は授業準備をします。