「ノモンハンの夏」(半藤一利著)を読む
今日は一日小バス旅行をしていました。JRを使うと短時間で行けるところを、バスを使って相当大回りして目的地に到着しました。
帰りは何と1時間以上バスがないというところです。それでも何とか無事帰りつきました。ところでタイトルに書いた本を今読んでいます。
しかし、この事件が後の日本の敗戦とかかわっていることを考えると、損害の数だけで判断するのは間違いでしょう。作戦は失敗したが、現場の日本兵が奮闘したので相手に思いがけない損害を与えたというところです。
この事件の失敗は有名な「日本軍における失敗の研究」とぴったり一致します。そして多分現在も同じ失敗を犯しつつあるのではと思います。
この事件は出先である関東軍が東京の参謀本部と意向を無視して暴走したところから始まります。出先を中央が抑えきれなかったのです。そういえば、このところ話題になっている旭化成の子会社の従業員によるデーター不正事件もこれに似ています。
本部に該当する親会社が子会社の不正を見抜けなかったため大損害を被っているのです。東洋ゴムの不正データー事件もそうです。
十分な情報なしに戦闘を行えばノモンハンの時の日本軍のようになります。この時は情報も不足していました。とくに日本の場合自分が優勢だと相手を低くみる傾向があります。
南シナ海への介入を避けるべきだという女性議員の意見については散々たたかれていました。そんな弱腰だと中国になめられると言うのです。
ソ連は強くでれば引き弱く出ればのさばると言うのです。それでこちらが強く出たらそれ以上に向こうが強くでて大損害を被ったのです。砲撃戦と戦車戦で大敗しました。
情報については先述した通りです。国内はまだそも海外の情報を戦闘するのに十分なほど収集するのは不可能です。補給については弾薬だけでなく医療についてもいざ戦闘となった時どれだけ十分な医療体制を作れるのか不安だと書いたサイトを見たことがあります。
おじさんの弟の嫁は自衛隊の看護師(1尉)だったので余計心配です。まあ弟の嫁はすでに退職しているので戦闘に参加することはありませんが。
明日は日曜日なので教会です。