新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

経済の流れが変わりました。-この変化をどう見る

 久しぶりの株ネタです。株式はその時の経済に影響されるというのは常識です。もちろん、その時の政治にも影響されます。厳密に言えば、その時の政府の経済政策です。

 先週から忙しくてゆっくり相場を見る機会がありませんでした。先週後半くらいから相場を見ているのですが、ここに来て大きく下げています。

 昨日大きく下げたのですが、それでも一日のうちでは大きく下げた後戻していました。それに昨日のアメリカの株式相場も結構戻していたので、今日は案外値上がりするのではと思っていました。

 寄り付き直後にはわずかですが値上がりしました。その後後場から下げがきつくなり、結局日経平均で280円ちょい安でした。もう少しで日経平均18600円を割るところでした。

 今年は一時大きく下げた後再び20000円台に接近したのですが、その後は再び下げています。今最大の問題はアメリカの金利引き上げではなく、原油安です。

 それと円安から円高へ動いていることです。原油安は中国を含み新興国の経済交代から原油の需要が減少したのに、自国の理由から産油国原油の増産をやめないことにあります。

 日本にとっては有難い話なのですが、世界的に見れば困ったことです。アメリカの場合、シェルオイルの会社の経営に問題が生じます。シェルオイルの会社は低い格付けで債券を出してお金を都合しています。

 その低格付け債券の価格が下がっています。危ないと思って買う人が減っているのです。もし、このまま進めばこの低格付け債券相場が破たんする可能性があります。

 そうなると第二のサブプライムローンになりそうです。それに産油国が経済不調で海外の債券や株を売ったり投資を引き上げたりしたら、大変です。

 今回の下げは産油国が世界中の株を売っているからだとも言われます。原油安は日本にも影響があります。スタンドでもリットル120円を割っています。かっては140円を超える値段でした。

 運輸関係の業界は助かっていると思います。この原油安でさらにインフレ率も下がるでしょう。年金生活のおじさんにはデフレはありがたいです。

 この頃はバスを利用して自動車は余り乗らないのでガソリン代が安くなってもそれほど恩恵はありませんが。電気料金やガス料金が下がるのはありがたいです。

 円安株高から円高株安へ、資源高から資源安へ、新興国の経済成長から経済減退へ、経済の流れが変わってきているようです。

 これでアメリカ経済が減退すれば、世界同時不況ということにもなりかねません。ドル資産をもつおじさんとしてはこのところの円高は困ったところです。

 もし、このまま円高が進むならドル資産の売却も考えねばなりません。アメリカの金利引き上げでドル高になると思ったのですが、なかなか経済予想は難しいです。