新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

アメリカの金利引き上げの波紋

 今日の株式相場は日経平均で300円ちょいの値上がりでした。アメリカの金利引き上げがあったのですが、思ったほど値上がりしませんでした。

 アメリカの株式相場は素直に反応しています。結構このところ値上がりしているようです。日本の株式相場の場合、一時は400円近い値上がりだったのですが、引け値はそれほどでもありません。

 アメリカの金利引き上げの影響を見極めたいと言ったところが、今日の相場の動きになったようです。対ドル相場でいえば1ドル122円台で推移していました。

 一時対ドル120円台まであったので、まずまずの円安水準と言えます。今日の相場の様子見は、一つは新興国の経済への影響がどうでるかです。

 お金は低いところから高いところへ動きます。この高い低いは取りあえず金利と言ってもいいでしょう。もちろん、その国の通貨価値は金利だけでは何とも言えません。

 その国経済状況や政治状況も反映するからです。アメリカ経済が好調で金利引き上げとなれば、新興国からお金がアメリカへ戻る可能性もあります。

 簡単に言えば新興国通貨が売られドルが買われるということです。そうなれば新興国の経済に打撃があります。円の場合まだそれほど影響は出て居ません。アメリカの金利引き上げ決定と同時に123円まで行くのかと思ったのですが、122円にとどまっていました。

 ほとんどの経済評論家はこれから円安が進むと言っています。取りあえず年明けには125円を付けると言うのがもっぱらの評判です。

 さらに来年の夏頃には130円まで行くと言う意見もあります。円安がどこまで進むかはアメリカの今後の金利状況にかかっているでしょう。

 今回程度の金利引き上げでは、アメリカ経済のそれほど大きな影響はないと思います。金利が1%くらいまでならそれほどの影響はないと思いますが。さらに金利上昇となればドル高が相当進むと思います。

 今原油を含む商品市況が低迷しています。商品市況とドルは反比例します。商品市況にお金が集まるとドルは売られ、商品市況が悪いとお金をドルに回すというのがこれまでの動きです。

 今回はアメリカの景気は良いのですが、中国のような爆買いをするわけではないので、商品市況は低迷しています。

 ただ今回の金利引き上げで取りあえずの懸念材料がなくなりました。次は来年の春に2回目の引き上げがあるかです。引き上げがありそうだと言うことになると、ドル高が年明け頃から始まるでしょう。

 ドル資産をおじさんは結構もっているので(ドル預金とドル建てファンド)ドルの動きが気になるところです。取りあえず125円を超えたところで、売るタイミングを考えようと思っています。

 今日は大きく上げましたが持ち株全体としてはまだまだ含み損です。