新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

眠れぬ夜のためにー昔の音楽を聞いています。

 今日は珍しく音楽ネタです。そういえば以前国歌の思い出について書いたころがありました。おじさんと音楽は全く無縁でした。高校時代唯一欠点を取ったのが音楽です。

 そんなおじさんでしたが、最近眠れぬ夜に昔流行した音楽を聞いています。今はYOUTUBEという便利な物があっていろいろな音楽が聞けるのです。

 今一番好きな曲は「愛と死をみつめて」です。先日過去の日本レコード大賞を取った歌についてやっていましたが、この歌も入っていました。おじさんは青山和子さんの歌が一番好きです。

 おじさんが大学生くらいのころの歌だと思います。もともと好きだったのですが、ツマクマが亡くなって特に歌の内容が実感として感じられるのです。歌詞がおじさんとツマクマとの間にあった思いと重なって身につまされるのです。

 次に気にいっているのが、ちあきなおみの歌う「カスバの女」です。けだるいあるいは虚無的な内容が何とも言えません。どうも今の気持ちは暗い悲しい歌が合うようです。

 ちょっと古いのですが、「七里が浜哀歌」も良く聞いています。フォレスタが歌っているのがいいようです。後は美空ひばりの「乱れ髪」もいいです。

 よくよく聞くと壮絶な内容なのが石川さゆりの「天城越え」です。「あなた殺していいですか」とは恐ろしい歌詞ですね。女の情念のようなものが感じられます。

 おじさんが現役の頃、仕方なく付き合いでスナックに行ったことがあります。お酒は嫌いではないので、いいのですが、カラオケが困りました。

 どうしても仕方ない時は「北上夜曲」を歌いました。この歌しか歌えなかったのです。そういえば高倉健の「網走番外地」も歌えましたが、教員の世界で歌うのにはふさわしくないので、「北上夜曲」にしたのです。

 いろいろ聞いて最後の方は元気をつけるために「ワルシャワ労働歌」を聞きます。大学紛争の時代、全共闘のメンバーが歌っていたのです。

 後は、以前書いた国歌です。中国国歌の「義勇軍行進曲」は聞くと中国に居た時代のことが思い出されます。フランス国歌ラマルセーユズもテロの後フランス議会で歌っていたのを聞いて、感動しました。

 イスラエル国歌はユダヤにまつわる話では必ずでてきます。先日見た「杉原千畝」の映画でも、船から日本を見たユダヤ人たちが歌います。あれが、イスラエル国歌だと知っている観客はほとんどいないと思います。

 ずいぶん若いころ見た「巨大なる戦場」でもアメリカ人の指揮官の葬列で歌っていました。その時とても印象深かったのですが、後に偶然あれがイスラエル国歌だと知ったのです。

 国歌と思えないほど哀愁に満ちたメロディーなのです。読者のみなさんも一度聞いてみるのをお勧めします。明日はクリスマスです。礼拝の後祝会があります。