新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

クリスマス礼拝と祝会がありました。

 今日は教会でクリスマス礼拝と祝会がありました。クリスマス説教での聖書箇所はルカ福音書2章からでした。この箇所のサブタイトルは「イエスの誕生」です。

 以前も書きましたが実はクリスマスつまりイエス誕生の記事が載っているのは、4福音書のうち2つだけなのです。4福音書の中で一番古いとされているマルコ福音書にはクリスマスの記事がありません。

 ルカとマタイの両福音書にあるのです。また、ルカとマタイ福音書ではクリスマス記事の内容が異なっています。よくクリスマス劇で演じられる東方の博士の記事はマタイ福音書にあって、ルカ福音書にはありません。

 当時のユダヤの支配者であったヘロデ大王の幼児殺し(イエスを殺すためにユダヤの幼児を皆殺しにした出来事)もマタイ福音書だけです。

 ルカ福音書の記事は、天使が羊飼いたちに救い主の誕生を告げる場面です。救い主の誕生が最も当時貧しく虐げられていた人々の真っ先に知らされたという記事は極めて象徴的です。

 貧しい虐げられた者たちのところに真っ先に救いの知らせが届いたのです。4つの福音書の中で2つしか取り上げられないのがクリスマスつまりイエスの誕生だとすると四つすべての福音書に取り上げられているのが、復活の記事です。

 日本ではクリスマスがキリスト教最大のイベントと思われていますが、信仰的には復活つまりイースター(復活祭)の方が重要なイベントなのです。事実おじさんが通っていた中国の教会でもクリスマス礼拝はそれほどでもありませんでしたが、イースター礼拝は大きなイベントとして扱われていました。

 さて、クリスマス礼拝の後の祝会について書きます。おじさんの教会が設立されて45年近くなりますが、クリスマス礼拝後の祝会が伝統になっています。

 祝会は誰でも参加できます。祝会の食事は婦人会の方々の持ちよりです。相当豪華な食事が並びます。参加者全員が食べてもまだ沢山残るくらいです。ツマクマが生きて居た去年まではおじさんの家もでも料理を作ってもって行っていました。

 おじさんの家ははおでんが中心でした。今年はツマクマがいないので、料理はなしで果物をもっていきました。祝会は食事の後イベントです。教会学校の子供達の歌で始まります。

 その後壮年会のおじさんたちの合唱。教会員の方のエレクトーン演奏、牧師のチェロ演奏と続きます。牧師は若いころチェロを演奏したいたそうで、なかなかな腕前です。

 前の牧師は何と手品が得意で、祝会の時手品を披露していました。青年会はプレゼント交換をやりました。以前青年会は聖書クイズとかビンゴゲームとかやっていました。

 トリは婦人会のハンドベルです。みなさん練習してがんばっていました。こうして祝会は無事終わりました。おじさんが司会するのが通例で今年もやりました。

 教会ではクリスマスが終わると新しい年になります。欧米もそうですが、クリスマスが年末最大のイベントで、新年はそれほど大きなイベントではないのです。

 明日は今年最後の授業です。年初の行事予定では14日で授業終わりの予定だったのですが、後から行事予定が21日終業に変更になりました。それで最初の予定を見て、すでに帰省している学生さんもいて、授業を受ける学生さんは少なそうです。

 おじさんの仕事終わりを祝って長女夫婦と忘年会をします。そんなこんなで、明日のブログはお休みです。