新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

別荘売却奮闘記ー最終合意に達しました。

 今日別荘売却について、相手側の方と最終合意が成立しました。別荘売却はツマクマが生きて居る頃から始めました。今年の3月の終わり頃です。

 ツマクマが言うにはおじさん一人では別荘を管理できないので、売ろうと言うことになったのです。おじさんの別荘は文字通り名ばかり別荘で、別荘と言うより小屋が建っているだけなのです。

 11月になって買い手が現れました。早速値引き交渉で最初の値段から1割引くことになりました。別荘と言うくらいですから、田舎にあります。最近近くの市と合併して町から市になったところです。

 問題が意外なところにありました。まず先述した住所変更登記です。別荘に居住しているようになっているのを現在住んでいるところに変更するのです。

 これは先述したように何とかうまく行きました。司法書士を使わないで自分でやったので、何度も法務局のある場所へ行きました。交通費を考えたら自分でやるより地元の司法書士に頼んだのと変わらないのですが、勉強のためだと思ってやりました。

 最大の問題は以前建てていた家が10年くらい前台風で破損したのです。それで、破損した部分を撤去し、全体を改造したのです。

 まさか後に売るようになるとは思っていなかったので、変更登記はしていませんでした。滅失登記と言って、最初の面積から現在の面積に変更しなければならなかったのです。

 この滅失登記のためには、建物を撤去した業者さんの証明がいるのです。それだけなら簡単なのですが、その業者さんが正規の業者であることを証明する文書と印鑑証明がいるのです。

 業者さんも忙しいし、わざわざ印鑑証明や書類を法務局に取りに行くのは大変だったのです。運の良いことに業者さんはおじさんのことを覚えていてくれたので、何とか事なきを得ました。

 また現在の建物の測量等をし、その結果をもとに土地家屋調査士さんに書類を作ってもらい、前述の業者さんの証明書と添えて登記を済ませました。

 小屋くらいの(10坪程度)建物ですが、きちんと登記が済んでいないといけないそうです。手数料も数万円かかりました。

 これで安心かと思ったら不動産屋さんからまた電話があって、おじさんの別荘の評価額が0になっていると言うのです。おじさんは建物がプレハブなので、評価額が0だと思っていました。

 不動産屋さんが言うには、そんなとこはないし、評価額が0だと登録免許税をいくらにしてよいか不明なので法務局が受け付けてくれないと言うのです。

 そういえば、以前義父が亡くなった時、別にもっている土地の道路部分が評価額0で司法書士の方から町から評価額をもらってくださいと言われました。その時は3000円で評価してもらって事なきを得ました。

 市役所に評価額のことで不動産屋さんが交渉に行くと、どうもおじさんの別荘が建った時、当時の町の担当者が見に行かなかったので、評価額が0だったのでしょうということでした。

 おじさんの別荘のある町はそれほどのんびりした町なのです。市の担当者と評価額を決めてもらったそうです。これからは買った方が建物と土地の固定資産税を払うことになります。

 こうして、やっと売却の前提となる手続きが終わりました。買い手の方も納得してもらって、最終合意ということになりました。

 不動産売却は思いがけない難しい問題が潜んでいることが分かりました。田舎の土地なのに何とか買い手がついて本当に良かったです。不動産情報誌を見ると別荘の近くでは売地が沢山あったのです。

 明日は勤務している学校の忘年会なのでブログはお休みです。