混迷する世界情勢ー先行き全く不透明
今日は珍しく政治ネタです。政治ネタは色々な考え方があるので、なかなか書くのは難しいのです。今日のブログは個別の問題ではなく、世界情勢全体を俯瞰した形なので、問題は少ないと思います。
戦後70年株式相場も年初から連続5日も下落した記録はないと言われます。株式相場だけでなく、世界情勢そのものが戦後最も混迷しているのです。
それでもイラクは取りあえず立ち直りそうですが、シリアも含めてISの脅威が続いています。反IS有志連合も同床異夢です。テロに怒ってロシアが参戦すると、今度はトルコがロシア機を撃墜するし、シリア現政権を支持するイランと反対するサウジアラビアとが断交状態です。
それに追随する中東諸国も現れています。中東の動乱でヨーロッパ諸国に逃れた難民もヨーロッパ諸国特に難民受け入れに好意的なドイツで問題を起こしています。
さらに北朝鮮が韓国に併合されれば、米軍がすぐ国境近くまで迫ることになります。それは何としても避けねばなりません。韓国としても難民が押し寄せても困るし、まして北朝鮮併合となると膨大な資金が必要になるるのでとても負担できません。
日本も本音では北朝鮮の崩壊を怖れていると思います。朝鮮半島の動乱はいつ日本に飛び火するかもしれません。やけになった北朝鮮が同胞の韓国でなく日本を攻撃する可能性もあります。そうなった時韓国が日本の味方をせず中立を保つ可能性もあります。また日本に難民が押し寄せってくる可能性も大きいです。日本にも在日の朝鮮半島出身者がいます。
アメリカ自身も今年の大統領選挙の行方が混とんとしています。民主党はクリントン氏で間違いないと思いますが、共和党は誰が候補者になるか不透明です。アメリカは時々信じられないような人が大統領候補になることがあります。
ほとんどの場合常識的な人が大統領になっていますが、万が一トランプ氏が大統領になったら、やはり国際情勢に大きな影響を与えるでしょう。
戦前でいえば6年後にアメリカとの戦争が始まるのです。昭和10年に10年後の焼け野原の日本を想像した人はいなかったでしょう。昭和16年でもまさか4年後に日本が焼け野原になると思った人はなかったと思います。
その例にならえば、6年後に大きな戦争があると想像する人は少ないでしょう。戦前も昭和10年頃の最大の関心事は中国でした。今もそうです。
68歳のおじさんが戦争に行くことはないでしょうが、戦後すぐの悲惨な状態を知っているだけに(戦後3年目の生まれ)何とか戦争をせずに天寿を全うできたらと思います。
明日の相場が気になります。明日は来週から始まる授業の準備をします。