新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

朝の勢いはどこに行ったのでしょう。-低迷株式相場

 このところ株式相場が大変なことになっているので、どうしても株ネタになってしまいます。おじさんは昔から言われている財産3分割法に従って、投資・預貯金・不動産にたいしてない資産を分けているのです。

 不動産とは名ばかり別荘のことです。最近のニュースでも地方の不動産は売るのが難しいし、売れても捨て値同然と言われています。

 おじさんの名ばかり別荘のある地域はちょっと観光で有名になったので、この機会に売却しました。偶然近くの方が購入してくれたので、助かりました。

 と言うわけで、資産は預貯金と投資だけです。投資は株と外貨資産です。円高株安になると資産内容が悪くなるのです。そうかと言って安全な預貯金だけでは、利息は100万円単位で預けても数百円単位です。

 今株式投資は相当な含み損を抱えています。総額の20%くらい下げていると思います。もちろん、アベノミックス発表後売ったりして利益を出したので、トータルすれば10%くらいの含み損です。

 ただ配当が預金利子に比べて格段にいいです。今日も証券会社から1年間の配当金額が報告されていましたが、預金利息に比べると結構な額でした。

 ところで、株式相場は完全に壊れたしまったようです。年初から2週間になるのに、上がったのはたった1日だけです。毎日年初来値下がりの日の新記録を更新しています。

 今日は昨日のアメリカの株式市場が大幅高だったので、値上がりすると思っていました。事実寄り付きからしばらくは値上がりでした。

 後場下がったのですが、持ち直すかと思ったら日経平均で100円近い下げでした。一日の最高値と最安値の差は550円もあるのです。

 これでは、新規に買おうを言う人はいなくなるでしょう。朝方値上がり期待で買った人は夕方には含み損を抱えているのです。

 おじさんも買いポジションをもっていますが、静観です。朝方の動きは何の役にも立たないのです。買ったその日のうちに含み損ではたまりません。

 おじさんの持ち株でいえば某電力株だけが値上がりでした。電力会社の場合原油安はプラスに働くし、まして円高となればそれに加えて利益が出ます。

 今年は余りにリスクが多すぎます。チャイナリスクに始まってEUもリスクだらけです。新興国もひどいものです。先日取引している証券会社から電話があって、ブラジルのレアル建て債を買わないかというのです。

 利率は9%近いそうです。素人なら高利率に惹かれて買いそうですが、おじさんは即座に断りました。そういえば去年かもっと前レアル建てやトルコリラ建て、あるいはランド建ての債券が売られていました。

 いずれも高利率なのです。数年前と比べて今その国々の通貨がどうなっているかはご存じの通りです。EUのリスクは政治問題の他にギリシャ問題も残っています。またまさかのイギリスのEU離脱国民投票もあります。

 中東はIS問題以外にもサウジとイランの対立があります。アジアでは台湾の選挙に日本の参議院選挙など選挙のシーズンです。最大の山場がアメリカの大統領選挙です。

 まさかのトランプ当選だとトランプショックが起こるでしょう。案外安倍ショックもあるかもしれません。それは消費税再延期です。

 地雷がいたるところにある今年の株式相場は全く先行き不透明です。今年は大きく勝負せず利食いしながら、時を待つのがいいでしょう。