新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

やっと小反発ー銀行株が安いです。

 今日は久しぶりの小反発です。と言ってもジェットコースターのように上がったり下がったりです。寄り付きは下がっていましたが、その後下落し、後場値上がりしたかと思ったらまた下がって結局小反発で終わりました。

 日経平均で90円ちょい高です。これまでの下げにはとても足りません。年初からやっと値上がりしたのは今日も含めて2日です。

 投資家は今は気迷い状態でしょう。経済の底流は余り良くないと思います。その証拠におじさんの持ち株で今日下がったのは地銀・都銀株です。

 イランの経済制裁解除で原油の供給がさらに増えるでしょう。そうなると原油安が当面続くことになります。供給は現状維持か増加なのに、中国をはじめ新興国では経済難から需要が落ちています。

 最大の原油消費国であるアメリカではシェルオイルの生産でそれほど原油を必要としません。問題はシェルオイルに投資しているファンドです。こちらは、原油安でシェルオイル産業が儲からないの、手を引く可能性があります。

 また産油国原油安から財政難になり、投資したお金を回遊する動きがあります。そのため世界中の金融機関からお金が流失する可能性があるのです。今日の金融特に銀行株の下落はそれを怖れたからだと言われます。

 政府日銀は企業業績が好調だから株価の下落は短期に終わると言っています。しかし、円高、中国及び新興国の需要減退でこの先企業の業績が予想通りになるとは限りません。

 株式は半年先を予想すると言われます。半年後企業業業績が悪化すると予想しているのかもしれません。今は円安に支えれて企業業績も水膨れしています。

 簡単に考えても117円が100円に円高すると企業業績は大変な減退になるでしょう。アメリカの金利高がストレートに円安につながってきません。

 と言っても相場だけは誰も予想できないのです。もし明日200円とか300円の大幅高になると一気に流れが変わる可能性もあります。結構な信用取引の売りがあるので、どこかで買い戻さなければなりません。

 もし、流れが変われば慌てて買いに入るでしょう。そうなれば買いが買いを読んで一気に日経平均19000円まで行く可能性もあります。

 日経平均17000円と言うのは一つの節目です。これを守る値上がりに転じる時、一気に買いがふ眩むと思います。明日の相場も注目されます。