泥沼の相場(外貨・株式)-打つ手なし・静観するのみ
毎日株ネタで書いています。それほど市場が大変なことになっているのです。今日は昨日アメリカの株式市場が少しですが値上がりしていたし、先述した先物市場でも値上がりしていたので、安心していました。
今日は午後からリハビリだったので、先ほど帰ってきて相場を見てびっくりです。下げると言ってもせいぜい200~300円くらいだと思っていました。
それが何と600円越の値下がりです。とうとう去年の6月の高値から4500円も下げてしまいました。日経平均に採用された株式だけでなく、広く値下がりしているようです。
今日の年初来安値は何と774銘柄に及んでいるのです。対ドル相場でも大きく円高に振れています。とうとう116円台に突入しました。
まして110円まで行くと企業業績が大きく減退するでしょう。アベノミックスで異次元のお金のばらまきをしたのですが、全く効果がなかったことが良く分かります。
かってリフレ派と呼ばれる人は市中にお金をばらまけば景気が回復すると言いました。お金をばらまいたのですが、上がったのは不動産と株式だけです。
インフレを起こすと豪語したのですが、原油安・資源安もあって物価は少しも上がりませんでした。アベノミックスから3年になります。日銀の異次元金融緩和も永遠に続けられるものではありません。
株価が下がったからと言って日銀がどんどん買い支えるわけにもいかないでしょう。アベノミックスで株価が上昇する過程で相当買っているはずです。
今売れば相当利益が出せるでしょうがそんなことをしたらさらに株価が下がるので大変です。と言って今そんなに買いポジションもないはずです。
先週大きく値下がりした時買った投資家はすでに含み損を抱えています。まだ買いポジションのある投資もこれほど毎日下がったら怖くて買えないと思います。
「もうはまだなり、まだはもうなり」と言う相場の格言があります。今は「もうはまだなり」状態です。もう下がらないだろうと思って買うとまだ下がる状態だったのです。
相場はほとんど泥沼状態になりました。こつんと音がするはずの底がまだ見えないのです。昨日底が見えたと思って今日の寄り付きで買った人はすでに損失がでています。
これではますます投資家は買いに慎重になるはずです。おじさんが株ネタを取り上げなくてよくなるのはいつのことでしょう。年初から3週目に入りましたが上げたのはたった2日だけです。
明日の相場が気になります。