新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

アメリカ大統領予備選の行方

 今年最大の政治イベントはもちろん、日本の参議院選挙あるいはあるかもしれない同時選挙でなく、アメリカ大統領選挙でしょう。世界の大国の中の大国です。

 日本の参議院選挙の結果がどうであれ、世界レベルでは大したことはありません。万が一安倍首相が辞任しても同様でしょう。逆にもしロシアのプーチン大統領が辞任したら大変なことになります。

 そう考えれば、弱小国ともいえる北朝鮮金正恩氏が辞任したらこれも世界的な影響がでるでしょう。さて、本題に戻りますが、アメリカ大統領予備選と言えば8年前のオバマクリントンの争いを思い出します。

 この時はネームバリューから言ってクリント女史が大統領候補になると思ったのです。事実おじさんのブログでもそう書いたことがあります。

 その結果はご存じの通りクリントン女史が敗れオバマ氏が大統領候補になりました。今回は下馬評ではクリントン女史が有利だったのですが、党員総会ではほとんど差が出ないようです。

 サンダース氏は左派と言われます。もしサンダース氏が候補者に選ばれたとしたら、民主党が負けると思います。またサンダース氏のような左派とっトランプ氏のような右派がぶつかり合ったら大変です。

 どちらが勝っても大変な衝撃を世界に与えることになるでしょう。予備選の結果を予想するのはなかなか難しいです。予備選が行われる地域の差が大きいからです。

 しかし、勝負はどんな勝負であれ流を作った方が勝ちです。たとえ今回負けても、予想以上に奮戦すると後につながります。

 オハイオ州でいえばトランプ氏が2位になりました。これは地域の事情を勘案してもトランプ氏にとっては不利です。怒涛の進撃だからこそニュース性があるのです。

 やっぱり2位かと言うことになるとカリスマ性が失われます。1位になったクルーズ氏は追い上げて1位を獲得したのですから、勢いがあります。

 しかし、次のニューハンプシャー州の予備選でトランプ氏に負けるようだと、勢いが失われます。逆にトランプ氏がニューハンプシャーで1位になれなければ、勝ち馬に乗れ(バンドワゴン)が起こり、一気に流ができるでしょう。

 共和党では3位の候補者も健闘しています。ただ次のニューハンプシャーでも3位になるようだと脱落する可能性があります。そうなると、クルーズ氏とトランプ氏の対決になりますし、トランプ氏は不利になるでしょう。

 トランプ氏は組織票がなく浮動票を集めているだけですから、一旦浮動票が逃げ出したら落ち目になるのも早いでしょう。

 万が一トランプ氏とクリントン女史の対決になれば、クリントン女史が勝つでしょう。先述したように、サンダース氏とトランプ氏の対決となれば、どちらが勝っても世界に衝撃が走ります。

 トランプ氏のあの傲慢さでは国際外交は難しいでしょうし、アメリカンドリームの国で社会主義的傾向の政策をサンダース氏が進めようとしても、共和党が多数派を占める議会が反対し、政治が動かなくなる可能性があります。

 民主党支持のおじさんとしては、クルーズ氏とクリントン女史が争ってクリントン女史が大統領になるのが一番望ましいと思います。

 ただクルーズ氏とサンダース氏の対決となった場合、クルーズ氏が勝つ可能性が高いと思います。他国の大統領選挙ながら、世界中に影響がある選挙なのでおじさんもその行方に興味深々です。

 明日は授業の準備をします。