相場が壊れてしまいました。-国債・外貨・株式
今日の株式市場はひどいものです。何と日経平均918円安です。もうこの値段ですと暴落と言っていいでしょう。昨日なまじ値上がりしたので、今度こそ相場が好転すると思もって買われた方も多かったと思います。
おじさんは以前書いたのですが、異次元なものには必ず副作用があります。副作用があるからこそ、これまでの日銀はその政策を封印していたのです。
それにサプライズを狙うような政策はいつか破たんします。何だか日銀が何かやればやるほど相場が壊れて行く気がします。
株価政権と言われた安倍政権ですが、株価がこれだけ下がっても支持率は下がらないようです。下がると言えば今日年初来安値を更新したのは426銘柄です。
証券トップの野村ホールディングスも900円をつけたのに500円そこそこです。おじさんはアベノミックスが発表される前野村ホールディングスを500円でもっていました。
アベノミックス発表で大きく上げたので売却したのですが、結局3年近くたって元の戻ってきました。もちろん、今の値段では買いません。
政府は個人に貯蓄でなく投資をと勧めてきたのですが、投資の本家本元の証券株があの下落では皆怖がって投資などしないでしょう。
官製相場など吹っ飛んでしまいました。今回の下げで年金が買った株式の評価は大きくさがっているでしょう。数兆円ではすまない損失のはずです。
対元でも円高が進んで1元12円とかなれば爆買いも減るでしょう。そうなれば小売りで中国からの観光客で潤っている流通業界もショックです。
牛丼などの業者も再び安売りへと進んでいるようです。今のような経済状況で値上げするなど無理でしょう。大企業といえども円高が進めば企業業績がダウンします。
金融などすでにボデーイブローのようにマイナス金利が効いています。とても賃上げなど言い出せないでしょう。自行の株価が年初来安値を更新しているのに、行員の賃金だけが大幅に上がるなど考えられません。
株価は企業の体温と言われます。今体温が平熱から大きく下がって低体温症寸前です。明日は所用で忙しいです。