「アジアハイウエーを行く」を見て
今日も日経平均は大幅下落です。このところ株ネタばかりでしたが、それも飽きたので今日は先日見た「アジアハイウエーを行く」と言う番組を見ての感想を書きます。
NHKBSの番組です。スポンサーが付かないし、よほど興味のある人しか見ないのでなかなか良くできた番組でした。(みんなが見ると番組批判がきそうだから)視聴率を狙ったりお笑い芸人を使ったりとかないところが良かったです。
今日見たのはおじさんが以前いた中国をテーマにしていたからです。厳密に言えば韓国もあるのですが、ここでは中国のみについて書きます。
またこの番組ではおじさんが以前旅行で行った地域が取り上げられていたのもブログで取り上げた理由です。さらに言えば、おじさんが中国に居た時感じたのと同じことをこの番組でも報じていました。
番組では香港から広州さらに長沙へとハイウエーを進みます。長沙という町は以前おじさんも行ったことがあります。ここは湖南省と言って田園地帯です。
もう中国ではこんなことを日本のテレビ番組で話してもいい時代なのです。もちろん、そばにいた先生のような人が注意してはいました。
長沙から岳陽に行く途中ある農村に立ちよりました。そこである老婆と会うのです。かっての中国であれば一人で生活している貧しい老婆の姿なので日本のマスコミに取材させなかったでしょう。
今はその老婆を取材させてくれるのです。もちろん、その老婆は現政権を批判したりはしません。逆に80才を越えた老婆が毛沢東選集の初版本を取材した人に見せるのです。
嫌中派の人はやらせとおもうでしょうが、おじさんはそんなことはないと思います。以前書いたこともあるのですが、中国の紅軍を描いた歌や踊りを庶民が心から楽しんでいました。
その公園は絶対に日本人が来ないようなごく普通の町中にありました。そういえば、以前朱徳元帥の記念公園に行ったことがあります。小雨が降っていたのに大勢見学に来ていました。
日本では中国の共産党は皆から嫌われていて中国の崩壊は近いと言われます。しかし、中国人自身が過去自国の分裂でどれほどみじめな思いをしたのか良く知っています。
13億の国民と広大な地域、そして多様な民族を統治するのは簡単なことではないと中国人は知っています。それに今は世界中のニュースを中国人は見ています。日本に何百万もの人が来て日本を見ています。
ボランティアの人は皆岳陽や長沙で高給取りのサラリーマンなのだそうです。お金は持っているがそれを遊びに使っていたけれど、ある時それに虚しさを感じたそうです。
それでネットで同士をつのり貧しい人を助けているのだそうです。ある女性はおじさんが中国にいた頃もらっていた給料の倍もらっていました。
そんな若者がいることも事実です。中国は奥が深いです。日本に居てマスコミ報道を見ているだけでは中国の本当の姿は分かりません。
また観光でぐるっと見て回っただけでも分かりません。中国人の生活する空間で中国人の見るテレビを見、おんぼろバスで町を行くと初めて見えてきます。
明日は映画「オデッセイ」を見に行きます。また見た感想を書きます。