国際政治におけるロシアの復活
今日は久しぶりの政治ネタです。昨日アメリカとロシアがシリアにおける停戦で合意したと発表されました。実はこのところロシアの支援でシリア政府軍は態勢を立て直しています。
ヨーロッパ諸国は対ロシア経済制裁を行っていました。おかげで、日本の安倍首相はプーチ大統領との会談ができなくなりました。
ロシアが力を中東で取り戻したには、他の国のように民間人に配慮せず軍事的効果だけを狙って空爆したからです。孤立無援だったシリア政府はロシアのおかげで立ち直ることができたのです。
ブッシュ政権が始めたイラク戦争は大きな後遺症をアメリカに残しました。国民もこれ以上中東にかかわりたくないのです。シェルオイルを手に入れたアメリカとしては無理して中東で自分の地位を守る必要がなくなったのです。
ロシアは逆に孤立から抜け出すために中東への関わりを深めました。地上軍の派遣も考慮している点で他の欧米諸国と腰の入れ方が違います。
ロシアと関係を改善するのは対中国へのけん制の意味もあるのでしょう。アメリカ・日本と西側の大国がロシアにすりよって行っています。
アベノミックス効果が薄れて来た現在、対ロシア外交で成果を上げたいと安倍政権は思っているでしょう。しかし、ロシアに足元を見られたらおしまいです。
どうも北朝鮮の失敗にこりず、次はロシアに接近してまた痛い目に会いそうです。明日は確定申告に行きます。