アメリカ大統領選挙に思うー国民の意識変化
今アメリカでは大統領候補者を選ぶ予備選挙が行われています。今回の特徴は泡沫候補と思われたトランプ氏とサンダース氏が健闘している点です。
トランプ氏とサンダース氏の健闘の最大の理由は現状に不満を持っている人が大勢いるということです。トランプ氏の場合は低学歴の労働者層の支持が多いようです。
以前プアーホワイトという言葉を聞いたことがありました。貧しい白人のことです。このプアーホワイトの差別意識が一番強いと書かれていました。
トランプ氏はそのプアーホワイトを支持層としているのです。彼らはトランプ氏の強烈な言葉に酔っているのです。また既成の政治家に対する不満も大きいようです。
今のアメリカは新自由主義に覆われています。そもそも新自由主義は社会主義的な政策に反対する立場から登場したものです。政府の介入をできるだけ少なくして民間に任せる、自由な競争を活発化させると言うものです。
若者は高い大学ローンや就職できない現状からサンダース氏の社会主義的政策に魅力を感じているのでしょう。選挙結果は水ものなので誰が大統領候補になるのか不明です。
もしトランプ氏とサンダース氏が大統領候補になったら、たとえどちらが大統領になってもアメリカの政治に大きな問題を残すでしょう。
サンダース氏の場合、間違いなく議会で多数派を占める共和党との間で摩擦が起こるでしょう。摩擦を避けようとすると自分のカラーが打ち出せないので支持層は幻滅するでしょう。
おじさんとしてはクリントン氏が大統領候補になってほしいと思っています。明日は教会資料の作成をします。